採用サイトがない中小企業でも、マッチする人材を獲得できる12ステップを解説します。ペルソナ設計から運用改善まで、実践型の採用サイト構築ガイドです。
採用難の時代、「採用サイト」が武器になる
「人が採れない…」「募集しても応募がこない…」
この悩み、全国の中小企業で共通しています。
実際、私たちの会社も地方・小規模・無名。ですが、わずか2週間の募集期間で8名の応募を集め、マッチする2名を採用できました。それも広告費ゼロで、です。
どうしてそんなことができたのか?
それは採用戦略があったからです。
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今回は、採用サイトを持っていない企業でも“ゼロからはじめて成果を出す”ための12ステップをお伝えします。
この記事は2025年5月2日にPodcastにて配信した音声を元に作成しています。 Podcastも合わせてお聞きください。
5つのステージ×12のステップで作る「成果の出る採用サイト」
採用サイトを作って終わりではなく、「どう運用し、どう改善していくか」までを見据えた構成にすることで、はじめて成果が生まれます。
ステージ |
ステップ内容 |
1.現状把握 |
課題の言語化・魅力の棚卸し・ペルソナ明確化 |
2.戦略設計 |
ゴール設定・構成設計・素材準備 |
3.制作公開 |
制作進行・スマホ最適化・外部連携 |
4.活用運用 |
説明会活用・数値分析 |
5.継続改善 |
定期的な改善PDCA |
【Stage 1|現状把握と自社の魅力発見】
Step1:現在の採用活動の課題を言語化する
例)応募が来ない、ミスマッチが多い、紹介しか頼っていない…
そもそも「どこに求人を出してる?」「その媒体は適切?」から棚卸し。
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Step2:自社の魅力・強み・独自性を洗い出す
よくある勘違いが「社長が思う魅力=求職者に伝わる魅力」と思っていること。
客観的な視点で価値を言語化しましょう。
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Step3:理想の人材像(ペルソナ)を明確にする
今いる社員のような人材を取るのか?会社を進化させる新しい人材を取るのか?
Z世代を採用したいなら、Z世代の価値観に合う表現が必要です。
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【Stage 3|制作と公開】
Step7:デザイン・撮影・ライティングを進行する
ここは制作会社と連携。クオリティの担保とスピード感を意識。
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Step8:スマホ対応やスピードも意識して公開
モバイルファーストで設計。応募フォームまでの流れがスムーズかどうかが鍵。
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Step9:求人媒体・SNS・外部連携を設計する
Instagram埋め込み、インディード・マイナビとのエントリー連携など、外部導線との親和性も考慮。
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【Stage 4|活用と運用】
Step10:面接や会社説明会で積極的に採用サイトを使う
合同説明会や資料配布時は、採用サイトとパンフレット・ポスターのデザインを統一し、ブランド一貫性を持たせることが重要です。
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Step11:アクセス数・応募率・離脱率などを定期的に分析する
GAなどを活用し、「どこでユーザーが離脱しているか」を可視化して改善に繋げましょう。
【Stage 5|継続改善と自社メディア化】
Step12:数値やフィードバックに基づいて定期的に改善する
トレンドは1年で大きく変わります。サイトは「作って終わり」ではなく、運用・改善のサイクルが成果を生み出します。
採用サイトは“会社の営業マン”になる
採用とは、企業と人材の「相思相愛」を生み出すこと。
そのためには、求人票だけでは伝わらない“想い”や“空気感”を、Web上で丁寧に伝える必要があります。
採用サイトは、あなたの会社の魅力を24時間伝えてくれる採用営業マン。
人材難の今こそ、まず1ページ目から戦略的に設計していきましょう。
採用力強化を目的として、採用サイト制作をご検討中の方はお気軽にご相談ください。具体的な事例をご紹介します。