沖縄ブランディングlab

スマホデジタル時代のブランド戦略セミナー《基礎編》

作成者: Hiroki Teruya|20/07/29 6:16

スマホデジタル時代は可能性しかない

 

 

セミナーご報告

 

2020年11月7日に、うるま市いちゅい具志川じんぶん館にて、うるま市商工会青年部主催の情報カフェセミナー講師としてお話させていただきました。

スマホデジタル時代のブランド戦略と題し、世界中の人たちとスマホ、SNSでつながる時代だからこそ、地域のご商売をしている人たちにとってチャンスしかないことをお伝えしました。

皆さんお仕事帰りでお疲れのはずですが、2時間ぶっ通しでお話を聞いていただき、質問も多く、とても熱心にお聞きされていました。

「ブランドってそもそも何?」

「ブランドってなぜ必要?」

「ブランドってどうやってつくるの?」

この3つの軸で、バックトゥーザーフューチャー2の映画の話を交えながら、2年後のすぐ来る未来についてお話いたしました。

セミナーでお伝えした内容を少しご紹介します。

 

デジタルブランディングに関する動画は、BrandBuddyzオンラインスクールからも学ことができます。

興味のある方はぜひご確認ください!

 

スマホデジタル時代のブランド戦略

2015年は、映画バックトゥーザーフューチャー2の舞台となった時代です。

3年前ですが、ホバーボードも、空飛ぶ車も、音声で操作するテレビも、NIKEの自動着脱シューズも、2015年の時点で実現できています。

技術の進歩は年々早まっていますが、1989年に当時の映画関係者が想像していた未来がほぼ当たっているというのは、驚きです。

あと2年後の未来、2020年は、どうでしょう。

オリンピックが開催され、それに向けて世界に日本の技術をPRするチャンスと、様々な業界で一つの目標になっている年です。

通信回線が5Gになり、データ速度が今より100倍、Iotが普及し、自動運転やロボットタクシーも実現。

自動運転は、トヨタとソフトバンクも連携して、大きな動きになりそうです。

自動車は、動くスマホになるのではいでしょうか。

あらゆるモノと人が繋がります。

そうなると情報流通量が増え、企業が伝えたいことはなかなか伝わらなくなります。

 

情報爆発時代

これは渋谷の交差点ですが、屋外広告は相当お金をかけて、人がもっとも集まる場所に看板を出してますが、なかなか伝わりません。

暗闇で好きな人にウインクしても誰にも気づかれませんよね。

少し古いデータですが、総務省が発表している統計データです。

スマホの登場、SNSの日常使いにより、世の中の情報流通量が爆発的に伸びています。

 

情報爆発時代で何をするべきか?

とにかく、目立つことです。

特定の何かを際立てる必要があります。

特定の何かとは?

「らしさ」のことです。

らしさを明確にすることで、目立つことができます。

では、らしさって何で構成されるのでしょうか。

 

ブランドの構成要素

いちばん大事なのは、根っこの部分。

目に見えない、土台の部分です。

ここがないと、表面だけ綺麗にしても、中身のないメッキみたいになってしまいます。

土台となる過去から現在までの価値観や理念、存在意義から、未来に向かうビジョン。

ビジョンを実現するために、ブランドが大きなインパクトを与えます。

ブランドの効果は

採用力、顧客創造力、組織力強化につながります。

実際、私のお客さまも、ブランディングのお手伝いをし、WEBサイトでアウターブランディングをしたところ、1カ月もたたないうちに、講師の依頼がきました。

それだけ、土台を軸としたブランド発信は事業推進において大きな影響力があります。

 

ブランドって人は何で理解するか?

右脳と左脳です。

どちらも重要です。

右脳は見た目、ビジュアル。たとえば、ロゴ、WEBサイト、名刺、看板、ファッション、パンフレットなど。

左脳は、理念やビジョン、社風、ストーリーなどです。

この右脳と左脳でその企業の「らしさ」を人は頭の中で記憶します。

記憶されるためには、一貫性と継続性が必要となります。

その「らしさ」が伝わる接触ポイントのことを、タッチポイントと呼びます。

人は日常で多くて7つ以上出来事を記憶できないとも言われています。

忙しい毎日のなかで、企業のメッセージを記憶させることはなかなか難しいです。

そこで、伝えたい相手を理解する必要があります。

伝えたい相手は、より明確にする必要があります。

これをペルソナと呼びます。

もともとは演劇の世界の用語ですが、架空の人物像を指します。

会場からは、ペルソナ設定ってどうやるの?

という質問もありました。

頭のなかで、自社のファン、良いお客様を具体的に思い浮かべ、その人の性格や生い立ち、家族構成、日常生活、趣味趣向などを書き出してみてくださいとお伝えしました。

例えば、金城さんという方が優良顧客であれば、この金城さんの為に、メッセージを考えれば、似たような方が集まります。

刺さるメッセージは、相手のことを理解する必要があります。

何に不安、不満を抱えているのか?

この心の欲求をインサイトと呼びます。

このインサイトを理解したうえで、商品やサービスを通して金城さんの不満や不安を解決したり、内なる欲求を満たすことができれば

いいですよね。

この金城さんは、日常生活のなかで、様々なタッチポイントで、企業のらしさを感じます。

この日常生活を含めて、金城さんの購入前、購入中、購入後を一連の長い旅と見立てることをジャーニーマップと呼びます。

このペルソナ設定、ジャーニーマップをつくることで、次にどんな施策をうつべきか?

見えてきます。

「らしさ」を発信するにあたり、メディアは大きく3つあります。

 

ブランド発信のトリプルメディア

■オウンドメディアとは、自社でコントロールできるメディアのことです。

ホームページとか名刺とかパンフレットとかチラシとかです。

■ペイドメディアとは、他社にお金を払って露出するメディアのことです。

テレビCMとかラジオCM、新聞広告、インターネット広告などです。

■アーンドメディアとは、SNSなどの口コミメディアのことです。フェイスブックやツイッター、インスタグラムの他者の投稿はコントロールできないですよね。

いちばん最初にやるべきなのは、オウンドメディアを充実させることです。

いくら、インスタグラムやツイッター、フェイスブックでがんばって投稿しても、自社の公的な情報発信の受け皿がないと、ユーザーは困惑してしまうからです。

 

オウンドメディア構築のステップ

ゴールを設定し、ペルソナを明確にします。その後、リサーチをし、コンテンツ企画を行います。

大切なのは、自社の顧客ニーズをしっかり理解することです。

私の好きな言葉「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」孫子の兵法

ここをしっかりやらずに、ホームページを制作しても、反響は出ません。

まずは、自社の「らしさ」を明確にし、顧客を明確に理解し、それを解決する企画を立てて、発信していく。

この発信は、一貫性と継続性がとても重要です。

社内外誰に聞いても、あの会社、あのお店ってどんな店?

と質問しても、皆同じ言葉が返ってきたら、ブランディング成功です。

その為には、トリプルメディアで一貫したメッセージを発信していくことです。

 

まとめ

情報爆発時代は、伝わりません。

その為に「らしさ」=ブランドをつくりましょう。

ブランドは、一貫したメッセージとあらゆる媒体で継続して伝えていく必要があります。

うるま市、地元の方が、ご自身、お店や会社のらしさを明確にし、ブランドができると、地域活性化につながり、地域振興になるのではないかと信じております。

ブランドをつくりましょう。

 

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