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自律型AIエージェントを活用するためにCRMを準備をしておく

Hiroki Teruya By Hiroki Teruya
自律型AIエージェントを活用するためにCRMを準備をしておく

今日は、AIが普及していく中で企業のマーケティング活動やセールス、カスタマーサポートがどう変わっていくのか、今考えていることを皆さんと共有したいと思います。

この記事は2024年9月16日に ポッドキャストにて配信した音声をベースに作成したものになります。 Podcast も合わせてお聞きください。

 

最近、CRMのプラットフォーム会社であるセールスフォースが、自律型のAIエージェントを組み込んでいくと発表しました。これ、すごく大きな動きだと思うんですよ。

セールスフォースって、みなさんご存知ですよね?CRMとかSFAと呼ばれる営業管理システムだったり、顧客関係管理、簡単に言うと顧客データベースを軸としたマーケティング、セールス、カスタマーサポートを一元管理できるようなツールを提供している会社です。

ちなみに、うちの会社はセールスフォースは使ってなくて、ハブスポットを使ってるんですけどね。

さて、今までのAI活用って、どんな感じだったでしょうか?生成AIを使って、マーケターや営業、カスタマーサポートの人たちが文章を書いたり、メールを書いたり、ライティングをしたり、画像を生成したり、動画を生成したりと、あくまで人間が道具として活用してましたよね。

でも、この自律型AIエージェントって、ちょっと違うんです。これ、社員のように振る舞うんですよ。人間が極力介在しなくても、そのタスクを実行していくことが可能になってくるんです。

これ、すごいと思いませんか?おそらく、もう来年ぐらいには普及段階になっていくんじゃないかなと思ってるんです。

ただ、ここで一つ重要なポイントがあります。自社で自身で管理できる状態にしておかないと、このAIエージェントって活用できないんじゃないかなと考えてるんです。

どういうことかというと、AIエージェントを効果的に活用するためには、自社のデータやプロセスがしっかりと整理されていて、AIが理解できる形になっている必要があるんです。

例えば、顧客データがバラバラに管理されていたり、業務プロセスが明確に定義されていなかったりすると、AIエージェントはうまく機能しないかもしれません。

だから、今からAIエージェントを活用できる体制を準備しておく必要があるんです。具体的には、こんなことを始めてみるのはどうでしょうか。

  1. データの整理と統合: 顧客データ、販売データ、マーケティングデータなどを一元管理できる仕組みを作る。
  2. 業務プロセスの明確化: 各部門の業務フローを文書化し、AIが理解しやすい形にする。
  3. AIリテラシーの向上: 社員全員がAIの基本的な仕組みや活用方法を理解できるようにトレーニングを行う。
  4. プライバシーとセキュリティの強化: AIが扱う情報を適切に管理し、セキュリティを確保する仕組みを整える。
  5. 試験的な導入: 小規模なプロジェクトでAIエージェントを試してみて、課題や改善点を洗い出す。

これらの準備を今から始めておけば、AIエージェントが本格的に普及し始めたときに、すぐに活用できる態勢が整っているはずです。

AIの進化は本当に速いです。今のうちに準備しておかないと、あっという間に取り残されてしまうかもしれません。でも、逆に言えば、今からしっかり準備しておけば、競合他社に大きな差をつけられる可能性があるんです。

みなさんも、自社のビジネスでAIエージェントをどう活用できるか、今から考えてみてはいかがでしょうか?きっと、新しいアイデアやビジネスチャンスが見つかるはずです。

AIの時代は、もう目の前に来ています。この変化に乗り遅れないよう、今日からできることから始めていきましょう。

それでは、今日も一日頑張っていきましょう!

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