今日は、ちょっと未来を見据えたお話をしたいと思います。AIがどんどん普及していく中で、私たち人間が身につけるべきスキルって、実は大きく変わってきているんじゃないかな、って最近すごく感じるんです。
この記事は2024年9月27日にPodcastにて配信した音声をベースに作成しました。 Podcast も合わせてお聞きください。
思い返してみてください。今までって、例えばWebサイトを作るにしても、こんなスキルが必要でしたよね。
でも、ちょっと待ってください。今や生成AIがどんどん進化して、これらのスキルって、実はそこまで重要じゃなくなってきているんです。
今後は、むしろAIを使いこなせるスキルがあれば、自分がクリエイターじゃなくても、クリエイティブな仕事ができるようになるんです。これ、すごいことだと思いませんか?
例えば、MidjourneyやDALL-Eを使えば、プロ級のイラストや画像が作れます。ChatGPTやClaudeを使えば、まるでプロのライターのような文章が書けます。つまり、AIツールを上手に使えるスキルがあれば、専門的なスキルがなくてもクリエイティブな成果物が作れるんです。
でも、ここで大切な質問があります。じゃあ、人間はこれから一体どんなスキルを身につければいいの?
僕は、これからの時代に本当に必要なのは、次の2つのスキルだと考えています:
世の中で困っていることは何なのか、それをもっとこうしたらいいんじゃないか、っていう問題意識を持つこと。これが超重要になってきます。
AIを使えば、技術的なハードルは下がります。でも、AIに何を作らせるか、どんな問題を解決したいのか、それを考えるのは人間の仕事なんです。
例えば、「高齢者が使いやすいスマートホームシステムってどうあるべきか?」とか「環境に優しい都市計画って具体的にどんなもの?」とか、そういう問いを立てられる能力が求められるんです。
問題を発見したら、次はそれを好奇心に転換していく能力です。
「待って、これってどうやったら解決できるかな?」 「こんなアプローチはどうだろう?」
解決へのプロセス自体を遊びと捉えて、楽しむことができる。そんな好奇心が大切になってくるんです。
考えてみてください。いくら高性能な車(つまりAI)を手に入れても、目的地(解決したい問題)がなければ、その車は宝の持ち腐れですよね。
同じように、AIというパワフルなツールを手に入れても、それを使って何を達成したいのか、どんな問題を解決したいのか、そういう方向性がなければ意味がありません。
問題意識を持ち、それを好奇心で推進する。この2つのスキルがあれば、AIという強力な味方と一緒に、今までにない創造的な解決策を生み出せるんです。
AIの時代だからこそ、逆説的ですが、人間らしい能力が重要になってくる。そう考えると、ワクワクしませんか?
これらは、AIには簡単に真似できない、人間ならではの能力です。
だから、みなさん。スキルの習得に焦るんじゃなくて、まずは身の回りの「困った」に気づくこと。そして、その解決を楽しむこと。それが、これからの時代を生き抜くコツになるんじゃないかな。
さあ、今日からでも始められますよ。身の回りの「困った」に目を向けて、「これ、どうにかできないかな?」って考えてみましょう。そこから生まれるアイデアが、AIと人間が協力して作る新しい未来につながるんです。
今日も問題意識と好奇心を持って、楽しい一日を過ごしましょう!