コミュニティ型ビジネスの時代へ

今日はこれからの働き方について、私が今考えていることや感じていることを共有したいと思います。一緒に未来の働き方を考えてみましょう。

10年前、尊敬するトップコンサルタントの神田昌典さんが「2022年 これから10年後、活躍できる人の条件」という本を書きました。この本の中で、10年後には今までの会社という存在や考え方がなくなるだろうと予測していました。

このブログ記事は2024年7月10日にPodcastにて配信した音声を記事化したものになります。 ポッドキャストも合わせてお聞きください。

当時、私もそうなるだろうなと感じていました。そして10年が経ち、現在は2024年です。会社という存在はどうなっているのでしょうか？

もちろん、会社が完全になくなっているわけではありません。しかし、10年前と比べて大きく変わった点があります。現在、フリーランスとして働くことが当たり前の時代になっています。

クラウドワークスやランサーズといったプラットフォームを活用することで、個人でも大きなプロジェクトに関わることができるようになりました。

以前は大きな会社に入らないと大きなプロジェクトに参加できないというのが一般的でした。しかし、現在では私たちのような小規模な会社でも、プロジェクトごとに専門のフリーランスの方とバディを組んで仕事を進めることができます。

実際にフリーランスの方と取り組んでいる自治体の動画制作案件の例です。地元のタレントを起用した観光誘客動画です。40本あり、今年度も現在制作進行中です。

私の会社がプロデュースしていますが、制作チームはフリーランスのメンバーで結成し、制作しています。番組で使用しているタイトルロゴは、ランサーズのコンペで募集しました。今ではTシャツになって、タレントさんや役所の方が業務で着用するほど人気になっています。

こちらの自治体のシティープロモーション向けのWebサイトは当社で制作しており、インタビューは私がしてますが、のぞき見メンバーの東京在住のライターさんに原稿を制作していただきました。

実際に、私たちは7年前の創業以来、ずっとこのスタイルで仕事をしてきました。

これからの働き方を一言で表現するならば、「志でつながるコミュニティ型ビジネス」です。会社組織という受け皿が変わりつつあります。

第二の受け皿として、コミュニティがその役割を果たすようになってきています。会社をコミュニティとして捉えたとき、同じ時間に人が集まり、物理的なインフラを共有するオフィスや設備が必要なくなってきます。

オンライン上で完結できる仕事環境が整うことで、会社という組織がなくても良い時代が到来しました。逆にコミュニティ型で仕事をすることで、より柔軟で効率的な働き方が実現できます。これからは、コミュニティ型のビジネスが主流になると私は考えています。

専門性の高いフリーランスの課題と解決策

会社を創業した7年前から、ずっと考えて試行錯誤してきましたが、最適解が少しずつ見えてきて、解像度が高くなってきました。専門性の高いフリーランスは営業が課題だったり、会社員のような同僚的なチームがなく、孤立しがちだったりするのが現実です。

そこで、一年前から取り組んできたのが、フリーランスの方が学ぶ「のぞき見営業オンラインレッスン」です。このレッスンは、2人から始まり、今では11名の参加者がいます。ライター、映像クリエイター、イラストレーター、翻訳者、インサイドセールス、LINEマーケッター、アナログ・デジタル3DCGクリエイター、オンライン秘書といった様々な専門分野のフリーランスがこのコミュニティに参加しています。

＜のぞき見営業オンラインレッスンの月1回のZoom交流会の様子＞

全員参加ではなかったですが、皆熱量高く、自分自身を向上させています。

地域を超えたオンラインコミュニティ

参加者は北海道、新潟、群馬、東京、大阪、静岡、広島、沖縄と住んでいる場所も異なり、年齢も価値観もそれぞれ違います。しかし、オンラインで繋がることで、地理的な制約を超えて協力し合えるのです。このメンバーですでにプロジェクトごとにチームを組んで仕事を進めています。

これからの時代、私たちがどのように働き、どのようにビジネスを展開していくのか、その可能性は無限大です。皆さんも、自分自身の志を大切にし、コミュニティと共に成長していく働き方を取り入れてみてはいかがでしょうか。

今日も1日、頑張っていきましょう。