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コンセプトメイキングはあり方が源泉となる

Hiroki Teruya By Hiroki Teruya
コンセプトメイキングはあり方が源泉となる

今日は、新サービスや新商品を始める際に欠かせない「コンセプト」と「あり方」について話したいと思います。

この記事は2024年9月9日にポッドキャストにて配信した音声をベースに作成したものになります。Podcastも合わせてお聞きください。

 

皆さん、こんな経験ありませんか?新しいサービスを始めたい、新事業を立ち上げたい、新商品を作りたい。そのために必要なウェブサイトやパッケージデザインを作りたい。そんな時、最初に考えるべきなのがコンセプトです。

でも、そのコンセプトって、どこから生まれるんでしょうか?

コンセプトの源泉は「あり方」なんです。つまり、企業のミッション、ビジョン、バリュー、パーパスといった、根本的な存在意義や目指す方向性から生まれるものなんです。

企業が目指すビジョンや志、それを実現するための商品やサービス。これらは不特定多数の人に向けて作るのではなく、お客さんのニーズを満たすものでなければいけません。

そして、それを一貫性を持って、ブレずに伝えるための軸となるのが「コンセプト」。一言で言えば、「切り口」とも言えるでしょう。

ここで重要なのは、いくら素晴らしい商品を作ろうと思っても、そのコンセプトが企業のミッション、ビジョン、バリューという土台の上に誕生していなければ、ブレてしまうということです。

具体例を挙げてみましょう。

僕はよくコンビニに行きます。特にファミリーマートによく行くんですが、最近、ファミリーマートの商品が面白いんです。例えば、沖縄バーガーを売り始めました。沖縄の方言で「うちなんちゅ」(沖縄人のこと)と「ファミリーマートの人」をかけて「ファミンチュ」って呼んでるんですよ。

沖縄ファミリーマートは、いろんな企業や自治体とコラボして、沖縄らしさを前面に出した商品やサービスを展開しています。これは、沖縄ファミリーマートの「あり方」が「ファミンチュ、みんなで地元のために」というものだからこそ、商品開発にもそのコンセプトが反映されているんだなと感じるんです。

このように、コンセプトは企業の「あり方」から生まれ、そしてそれが具体的な商品やサービスとして形になっていくんです。

皆さんも、新しいサービスや商品のコンセプトを考える時、まずは自社の「あり方」を見つめ直してみてはいかがでしょうか?以下の質問に答えてみると、良いヒントが得られるかもしれません。

  1. 私たちの会社は何のために存在しているのか?
  2. 5年後、10年後、どんな姿を目指しているのか?
  3. 私たちが大切にしている価値観は何か?
  4. お客様にどんな価値を提供したいのか?

これらの問いに真摯に向き合うことで、ブレないコンセプトが生まれ、そこから魅力的な商品やサービスが生まれていくはずです。

コンセプトづくりは、単なるアイデア出しじゃありません。企業の根幹に関わる重要なプロセスなんです。だからこそ、時間をかけて丁寧に取り組む価値があるんです。

皆さんも、次にコンセプトを考える機会があったら、ぜひ「あり方」から考えてみてください。きっと、今までとは違った視点で、より強力なコンセプトが生まれるはずです。

さあ、あなたの会社の「あり方」は何でしょうか?そこから、どんな素晴らしいコンセプトが生まれるでしょうか?ワクワクしながら、考えてみてくださいね。

頑張りましょう!

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