おはようございます照屋です。今日は私たちがやっているマーケティング、自社のマーケティングについてお話ししたいと思います。
皆さんはどのようにしてマーケティング活動をしていますか?いろいろな手段があると思いますが、私たちが今やっているのは、毎日このポッドキャストの配信です。
このポッドキャストを配信した内容をベースにブログ記事を公開しています。
この記事は2024年6月19日にポッドキャストにて配信した音声を記事化したものになります。ポッドキャストも合わせてお聞きください。
毎日のポッドキャスト配信
ポッドキャストの配信自体は、去年の7月末ごろからSpotifyで公開するようにしました。現在では、このポッドキャストの音声を基にブログ記事を公開しています。毎日ポッドキャストを配信し、その内容をブログ記事にまとめることで、制作が非常に早く効率的に行えるのです。
なぜポッドキャストを活用するのか?
なぜこの方法を採用しているのかというと、世の中の流れを知るため、自社の環境や見込み客の取り巻く環境を把握するためです。
もちろん、ネットで検索したり、世の中のトレンドや他社の情報を調べたりもしますが、まずは自社のオウンドメディアを活用して、様々な切り口でコンテンツを発信することが重要です。
オウンドメディアとは自社で所有するメディアのことです。反対にお金を払って露出するメディアのことをペイドメディアと言います。
オウンドメディアの活用
自社のメディアを活用して、どのブログ記事が人気があるのか、どのポッドキャストが人気があるのかをデータで把握しています。このデータを基に、事業の戦略を立てる参考にしています。
例えば、コロナ感染症が始まり緊急事態宣言を安倍総理が発出した時には、Zoomのブログ記事が多くの方に見られました。この時の仮説は2020年1月末頃、中国武漢で発生したコロナ感染症のニュースを見て、これから日本にも入ってくる可能性が多くあり、テレワークが普及するのではないかという仮説を立てました。
それから3ヶ月後の2020年4月7日に緊急事態宣言が発出され、企業は否応なしにテレワークにシフトせざるを得ない状況になりました。
私たちはもともとフルリモートの組織体制を構築しており、コロナが発生する前段階からZoomで仕事することは日常でした。そのためZoomに関するノウハウも持っていたのでブログ記事をスピーディーに公開することもできました。
実際、Zoomの公式サイトよりも私たちが作成したブログ記事が検索エンジンの検索結果で1位になり、私たちのことをZoom社と勘違いする人が続出し、ChatBotにZoomの使い方についての相談が毎日入ってました。
その結果私たちのオウンドメディアのアクセス数はたった3ヶ月で10倍に跳ね上がりました。
テレワークが普及すると次はコンテンツビジネスを考える人たちが増えると仮説を立てました。調べてみるとコンテンツビジネスを始めるためにはプラットフォームが必要になることが分かりました。
海外では個人レベルでE ラーニングを構築しコンテンツビジネスをする人たちが増えており、日本国内においてもコロナをきっかけに、E ラーニングを構築したいっていうニーズが増えてくるのではないかという仮説を立てました。
そこでまず私たちは海外のツールを調べて最も伸びているプラットフォームを自社の社内教育用に使用することを始めました。そのプラットフォームはカナダにあるThinkificです。Thinkificを実際に活用しブログ記事を公開し始めました。Thinkificは日本語による解説サイトはなくログインした後のダッシュボード、管理画面も全て英語です。
そこで日本語マニュアルを作成し公開しました。こちらのThinkific日本語マニュアルはコロナ禍中、毎日ダウンロードされ3年くらいで500件以上ダウンロードされています。
コロナが落ち着いてからは、このダウンロードは激減しています。
自社のこれらの取り組みや経験からコンテンツの重要性を理解しているため私たちはコツコツ今でもブログ記事を公開しています。
リサーチとテーマ設定
ただしブログ記事を作成するというのはとてもとても時間がかかります。また手間です。そこで海外のコンテンツマーケティングの状況を調べるとPodcastが流行っており、企業も Podcast 配信に力を入れていることが分かりました。
日常生活で Podcast を聞くことはそれまで全くなかったのですが、まずは興味のあるマーケティング分野で聞いてみて、配信の実践を始めました。
もともとブログ記事を作成する時にはリサーチをして テーマを決めていたので Podcast の配信も同じように リサーチをして テーマを決めるようにしています。「Ubersuggest」というサジェストツールを使い、Googleの検索キーワードの検索ボリュームを見て、今後伸びそうなテーマや最近増えている検索ボリュームをキャッチしています。それを基にポッドキャストのテーマを設定し、配信を行っています。
データ分析と戦略
実際に自社のアナリティクスを見て、どのコンテンツが伸びているかを分析しています。自社を取り巻く環境は日々変化しています。今まで強みだったところが弱みに変わったり、市場自体の変化に合わせて見込み客のニーズも変わってきます。
それを自社の強みと市場のニーズを把握した上でオウンドメディアを構築しコンテンツを制作することによってデータをいち早く取得することが可能になります。
客観的なデータを見ながら事業戦略を考えれば、この変化の早い時代に柔軟に自社のマーケティング戦略を変更し生き残ることができるのではないかと信じております。
コンテンツはデータを知るための最高のツールですので、ぜひ皆さんも試してみてください。