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DXの本質とは?疑い、進化し続けること

Hiroki Teruya By Hiroki Teruya
DXの本質とは?疑い、進化し続けること
DXの本質とは?疑い、進化し続けること
9:51

おはようございます。照屋です。今日は「DXの本質は何か」というテーマでお話ししたいと思います。結論から言いますと、DXの本質は「疑うこと」と「進化すること」だと思っています。

よく、DX(デジタルトランスフォーメーション)についてセミナーやクライアントとの話で、「DXは変態だ」と言います。

ここで言う「変態」は、昆虫が毛虫から蛹、蝶になるプロセス、つまり大きな変革を意味します。自分たちがこれまで信じてきた常識や慣習、価値観を疑い、新しい価値観とスキルを導入し、学び直すことがDXの本質だと感じています。

この記事は2024年6月12日にPodcastで配信した音声を記事化したものです。ポッドキャストも合わせてお聞きください。

 

クライアントからの相談事例

例えば、クライアントからはよく「この操作方法はどうやってやるのですか?」という相談があります。最近では、HubSpotのブログ記事を活用した施工事例の作り方について質問されました。

私がよくやる手法は、Zoomでレコーディングし、3分から5分程度の簡単な動画にまとめ、それをクライアント専用のEラーニング(Thinkificで構築)にアップロードする方法です。

具体的には、そのEラーニングのHubSpotのセクションにレッスン動画を追加し、そのリンクをクライアントに送ります。

これにより、電話やZoomでの操作方法の説明に時間を取られることなく、クライアントも自分のペースで学ぶことができます。特に、社員が多い場合には、同じ説明を繰り返す必要がなくなり、効率的です。

自己学習の重要性

このように、クライアントにレッスン動画を見て学んでもらうことで、自己学習の習慣をつけてもらうことが大切です。電話やZoomでの説明は相手の時間も奪いますし、自分の時間も取られます。そのため、自己学習を促すために、あえてレッスン動画を提供し、自分で考えて学ぶ機会を提供しています。

DXの具体的な手法と効果

DXを成功させるためには、以下のような具体的な手法があります。

  1. デジタルツールの導入
    クラウドサービスやAIを活用し、業務効率を向上させる。
  2. データ分析
    データを収集し、顧客のニーズや市場動向を分析する。
  3. オンライン学習
    従業員のスキルアップを図るために、Eラーニングプラットフォームを活用する。

これらの手法を通じて、企業は迅速に環境変化に対応し、競争力を高めることができます。

オンライン学習は日本人には向いてない?

以前、アメリカ出身のクライアントからThinkificHubSpotを連携させるHubSpot導入支援の相談がありました。このクライアントはコンテンツビジネスをしており、多くのレッスン動画やサブスクリプションの会員サービスを一般の方向けに提供しておりました。

当初は Eラーニングを中心にコンテンツビジネスを展開していたらしいのですが、日本人にはこの Eラーニングが合わないのか、なかなかうまくいかなかったと。そこでオンラインサロンに切り替えてZoomによる対面グループレッスンに変えたところうまくいったと。

そういうエピソードを話されてました。アメリカでは Eラーニングは普及していて当たり前に誰でもオンラインで学習すること動画で学ぶことは、広く浸透しているけど日本人にはなぜかEラーニングはうまくいかない。

これは私自身も感じていることで、Thinkificを活用した営業スキルを学ぶオンラインコミュニティ、Eラーニングを提供していますが、なかなか視聴完了率が伸びないその課題に直面しています。

Eラーニングの市場においてはベネッセの活躍もあり、オンラインレッスンのUdemyも日本において認知度が高まっていると思いますが、まだまだEラーニングが普及しているとは思えません。

それはなぜか?日本人特有の文化的背景があるかどうか疑問に思ったので調べてみました。

Eラーニングのグローバルな普及状況と文化的な要因

Eラーニングの普及状況は国によって大きく異なります。特にアメリカではEラーニングが非常に普及しており、多くの教育機関や企業がオンライン学習プラットフォームを活用しています。しかし、日本ではその普及率が低く、いくつかの文化的および民族的な要因が影響していると考えられます。

アメリカのEラーニング普及状況

アメリカでは、COVID-19の影響もあり、Eラーニングの普及が急速に進みました。多くの教育機関がZoomやGoogle Classroomなどのオンラインプラットフォームを導入し、学生の学習を継続できるようにしました。MOOCs(Massive Open Online Courses)も広く利用されており、多くの学生がこれらのリソースを活用しています​ (frontiersin)​​ (emerald)​。

日本のEラーニング普及状況

一方、日本ではEラーニングの普及が遅れています。その主な理由として、以下のような文化的および社会的要因が挙げられます。

  1. 対面教育の重視
    日本では、対面での授業が教育の基本とされる文化が根強く、オンライン学習への移行が難しいとされています。
  2. 技術的な課題
    多くの教育機関でインフラが整っておらず、オンライン学習の導入に必要な技術や設備が不足していることが多いです。
  3. 教員の準備不足
    教員がオンライン学習の技術や方法に慣れておらず、十分なサポートが提供できないことが障害となっています​ (emerald)​​ (IMARC Reports)​。

東南アジアのEラーニング市場

東南アジアでは、インターネット接続の向上やモバイルデバイスの普及により、Eラーニング市場が急成長しています。

特に、インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、ベトナム、マレーシアなどの国々では、教育機関や企業が積極的にオンライン学習プラットフォームを導入し、教育の質を向上させています​ (IMARC Reports)​。

日本で対面型教育が重視される理由

日本では対面型教育が他国に比べて特に重視されており、いくつかの文化的および社会的要因が影響しています。

1. 教育の伝統と文化
日本の教育システムは、長い歴史を持つ対面型教育を基盤としています。教師と学生の直接的な関わりを通じて知識を伝えることが重要視されており、この伝統が強く根付いています。また、日本文化では対面でのコミュニケーションが重視され、直接会うことで信頼関係を築くことが大切とされています​ (SpringerOpen)​​ (Cultural Atlas)​。

2. グループ意識と調和
日本社会では「集団意識(しゅうだんいしき)」が強く、個人よりもグループ全体の調和が優先される傾向があります。教育現場でもこの考え方が反映されており、クラスメートとの対面での交流や共同作業を通じてグループとしての一体感を育むことが重要視されています​ (TOKI)​。

日本人の集団意識が変化を阻害

3. 技術的およびインフラの課題
多くの教育機関では、オンライン教育のためのインフラが十分に整っていない場合があります。特に地方の学校では、高速インターネット接続や最新のデジタル機器が不足していることが多く、オンライン学習の導入が困難となっています​ (MDPI)​。

4. 教師と学生の準備不足
教師や学生がオンライン教育に適応するためのトレーニングやサポートが不足していることも一因です。多くの教師は対面での授業に慣れており、オンラインで効果的に教えるためのスキルやリソースが十分でないことが課題となっています​ (GrowJapan)​。

まとめ

DXの本質は、常に現状を疑い、新しい価値観やスキルを取り入れ、進化し続けることです。皆さんも、ぜひDXの本質を理解し、自分たちのビジネスに取り入れてみてください。変化を恐れず、常に進化し続けてみてはいかがでしょう?

DXは変態だ

進化するためには学習しなければいけません。その学習の最初の動機となるものが今までの価値観をアンラーニングし、リスキリングする。そのためには常に問題意識を持ちながら学ぶ姿勢が必要ではないでしょうか。

学習する方法や手段はEラーニングがおすすめです。なぜなら自分の意志で自分で学習を管理しなければ Eラーニングは成立しないからです。自分自身の学習をマネージメントしていく習慣を作るためにもEラーニングは効果的です。

会社独自の Eラーニングを構築したい場合は是非ご相談ください。BrandBuddyzはオリジナルのEラーニングを構築するためのLMS(ラーニングマネジメントシステム)Thinkificの公式パートナーです。

Thinkificについての詳細はこちらの記事もご覧ください。

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