おはようございます、照屋です。今日は、ためにならないかもしれないけど、面白い映画の話をしたいと思います。昨日、『フォーカス』っていう映画を見たんです。
この記事は2024年10月9日に Podcast に配信した音声をベースに作成しております 。 ポッドキャストも合わせてお聞きください。
ウィル・スミスが主演の詐欺集団の物語です。詐欺といっても、極悪な犯罪を描いているわけじゃなく、ウィル・スミスが出演していることもあって、楽しく見られる作品です。それに加えて、次々と予想外の展開が繰り広げられるので、飽きずに楽しめます。
この映画で特に注目すべきポイントは、行動科学、つまり心理学が凝縮されているということ。営業やマーケティングに使えるノウハウが詰まっているんです。もしまだ見ていないなら、ぜひチェックしてほしいですね。
視線を操ることで人は騙される
映画の中でウィル・スミスが言っている名言があるんです。それが、「視線を操ることができれば、誰だって騙すことができる」というものです。もちろん、人を騙すことは道徳的に良くないことですけど、ここで重要なのは「フォーカス」、つまり人がどこに視線や意識を向けているかです。どこにフォーカスさせるかによって、注意を引くことができるというわけです。
映画の詐欺師たちは、まさにこの視線の操作を使って、人々を巧みに騙していきます。彼らは、相手が何に注目しているかをコントロールし、余計な情報に気づかせないようにするんです。これ、実は営業やマーケティングにも応用できるスキルなんですよ。
営業に活かせる「フォーカス」の力
僕もよくZoom商談をやるんですけど、この「フォーカスを操る」テクニックは本当に役立ちます。たとえば、商談中に相手が気にしているポイントに注意を向けて話すことで、興味を引くことができます。逆に、触れてほしくない話題には自然と話を避けるようにしますよね。皆さんも、こういった経験があるのではないでしょうか?
人間って、意識しているものに対しては非常に敏感に反応します。たとえば、お腹が空いている時には、急にご飯屋さんの看板が目に入りやすくなりますし、パソコンが欲しい時には、パソコンの広告や情報が不思議と目に留まるようになります。
これ、実は心理学で「カクテルパーティー効果」と呼ばれている現象なんです。周りがどんなにうるさくても、自分の名前が呼ばれた瞬間に反応するように、人は自分に関係のある情報には自然と注意が向くんですね。
だからこそ、営業やマーケティングの現場でも、相手がどこにフォーカスしているかをしっかり把握することが重要なんです。お客様が何に興味を持っているのか、そのフォーカスに合わせて提案することで、より効果的なアプローチができるというわけです。
映画『フォーカス』のビジネス活用法
映画『フォーカス』の中で詐欺師たちが使うテクニックは、詐欺だけでなくビジネスにも応用できる部分が多いです。
視線をコントロールするというのは、相手の意識を意図的に操作すること。たとえば、プレゼンや商談で、強調したいポイントに自然と視線や興味を引き付ける話し方をすることで、相手に響く内容を伝えることができます。
また、逆にフォーカスを外すことで、触れたくない問題や質問を避けることも可能です。これは、相手の心理をうまくコントロールするための非常に効果的な方法です。皆さんも営業や商談の場で、自分の発言や資料がどこにフォーカスを置いているか、無意識にでも気を使っているはずです。
フォーカスを意識することで得られる効果
この「フォーカス」という考え方は、ただの詐欺師のテクニックではなく、ビジネスにおいても非常に重要です。実際に、視線や意識のコントロールはマーケティングでも大きな効果を発揮します。消費者がどこに注目しているかを理解することで、より効果的な広告やキャンペーンが作れますし、購買行動にも大きな影響を与えることができます。
たとえば、広告やウェブサイトのデザインでも、どこに目を向けさせたいかを意識することが重要です。強調したい情報や商品に自然と視線が集まるように設計することで、消費者の関心を引き、行動を促すことができます。
まとめ
映画『フォーカス』は、視線をコントロールすることの重要性を教えてくれる作品です。詐欺というテーマを通じて、相手の心理をどう操るか、そのテクニックを学ぶことができます。
ビジネスの現場でも、相手が何に注目しているか、どこにフォーカスさせるべきかを考えることで、より効果的なコミュニケーションや営業が可能になります。
視線や意識の操作を通じて、相手に伝えたいメッセージをしっかり届けることが、成功の鍵です。これからの営業やマーケティング活動に、この「フォーカス」の考え方をぜひ取り入れてみてください。
この映画のテーマは詐欺ではなく「愛」です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、今日も一日頑張りましょう!