沖縄ブランディングlab

インナーブランディングを成功させる採用サイト制作のポイント

作成者: Hiroki Teruya|24/06/06 21:34

おはようございます、照屋です。先日は、採用サイト制作がインナーブランディングにおいて重要な役割を果たすというテーマでお話ししました。今日は、そのインナーブランディングについてさらに深掘りしていきたいと思います。

この記事は2024年6月7日に配信したPodcastを文字起こししたものです。Podcastも是非お聞きください。


インナーブランディングとは、社内の共通言語を浸透させ、会社の「らしさ」を全社員に共有するプロセスです。このプロセスを通じて、社員が自社の魅力を理解し、それを外部に発信する力を育むことができます。特に採用サイト制作は、インナーブランディングの一環として非常に効果的です。

ブランドメッセージの具体例

採用サイトを制作する際に重要なのは、まず軸となる採用サイトのコンセプトやメッセージを決めることです。これが一貫性を持つことで、インナーブランディングが強化され、外部にも効果的に伝わります。

例えば、私が前職時代、プロジェクトリーダーを務めた日本トランスオーシャン航空(JTA)のウェブサイトリニューアルでは、「想いを結。未来へ結。」というブランドメッセージを作成しました。

このコンセプトに基づいて、サイトのデザインや動画制作を行い、一貫性を持たせることができました。余談ですが、トップページの動画に映っている緑のTシャツを着ている鼻を触っている搭乗客は僕です。笑

https://jta-okinawa.com/

採用メッセージとタグラインの重要性

採用サイトにおいて、採用メッセージやタグラインを決めることが非常に重要です。例えば、セブンイレブンの「近くて便利」や、サントリーの「水と生きる」、ホンダの「The Power of Dreams」のように、企業の価値観やビジョンを端的に表現するフレーズを作ることが求められます。

大手企業のタグライン


この採用コンセプトやメッセージを軸にして、サイト制作や動画制作を行うことで、一貫性が保たれ、伝わりやすい採用ブランディングが実現します。逆に、サイト制作がうまくいかないケースは、この軸がぶれている、あるいは軸に沿っていない場合が多いです。

採用サイト制作のステップ

採用サイト制作プロセスがあります。クライアントと打ち合わせをしてヒアリングをしてその会社の大切にしてる価値観っていうのを言語化していきます。なのでクライアントと密なコミュニケーションを取らないと言葉を作ることは難しいです。

1.採用コンセプトの決定
採用メッセージやタグラインを決めることから始めます。これは会社の価値観やビジョンを反映したものであるべきです。

2.サイトデザインとコンテンツの一貫性
採用コンセプトに基づいて、サイトのデザインやコンテンツを作成します。すべての要素がこのコンセプトに沿うように注意します。

3.動画制作の計画と実行
採用メッセージを効果的に伝えるための動画を制作します。動画の内容や構成も、採用コンセプトに基づいて計画します。

4.社内での共有とフィードバック
完成した採用サイトや動画を社内で共有し、フィードバックを受けます。これにより、インナーブランディングがさらに強化されます。

まとめ

インナーブランディングを成功させるためには、採用サイト制作が非常に効果的です。社内の共通言語を浸透させ、社員一人一人が自社の魅力を自覚することで、自然と外部にその魅力が伝わります。採用メッセージやタグラインを軸に、一貫性を持たせたサイト制作を行うことが、成功の鍵です。

今日も一日、インナーブランディングを意識しながら頑張っていきましょう。採用ブランディングの成功は、まず内部の意識改革から始まります。中の人たちが自分たちの会社に誇りを持ち、その魅力を外部に発信できるようサポートしていきましょう。それでは、また次回お会いしましょう。