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即戦力に変えるオンボーディングの進め方〜中小企業DX〜

Hiroki Teruya By Hiroki Teruya
即戦力に変えるオンボーディングの進め方〜中小企業DX〜
即戦力に変えるオンボーディングの進め方〜中小企業DX〜
5:08

「オンボーディング」という言葉をご存知でしょうか?私がこの言葉を初めて知ったのは約5年前、HubSpotのパートナーになった時でした。

HubSpotのパートナー担当者に「オンボーディング始めます」と言われて、「オンボーディングって何だろう?」と思いました。

オンボーディングとは、新しいメンバーが組織にスムーズに適応し、即戦力になるようサポートする一連の取り組みのことを指します。特に日本では、新入社員研修や組織化といった形で実施されることが多いです。

この言葉の語源は、船や飛行機に乗客や乗組員が安全に乗り込み、必要な情報を提供されるプロセスを指していました。近年では、この概念が組織の新しいメンバーの受け入れにも応用され、人事用語として広く使われるようになりました。

特にSaaS系、クラウド系のサービスを提供しているカスタマーサクセスのチームがよくオンボーディングを行います。

新しいクラウドツールを導入しても、その使い方がよくわからない場合がありますよね。操作方法だけでなく、実際にツールを浸透させるために伴走支援をすることが、SaaS系の企業で一般的です。

このブログ記事はポッドキャストを記事化したものです。音声配信もぜひお聞きください。

 

なぜオンボーディングが重要なのか?

では、なぜオンボーディングが注目されるようになったのでしょうか?まず、グローバル化と多様化が進んでいることが挙げられます。

異なる文化背景を持つ人材が増える中で、組織にスムーズに適応させる重要性が高まっています。また、労働人口が減少し、優秀な人材を獲得し定着させるための競争が激化しています。優秀な人材を採用しても、定着しなければ意味がありません。ここで、オンボーディングが役立ちます。

また、テクノロジーの発展も大きなポイントです。以前はアナログで行っていたOJTや交流会、飲み会などが、デジタルで行えるようになりました。

オンボーディングに必要なツールも充実しており、月額数千円から数万円で利用できるツールが増えています。これが、オンボーディングの普及を後押ししています。

特にIT業界やコンサルティング業界、製造業のグローバル企業では、人材の流動性が高いため、早期の戦力化が求められます。

オンボーディングの実践例

私の会社「BrandBuddyz」では、オンボーディングの取り組みを早くから行っています。最初は1人で始めた会社でしたが、案件が増えて人材が必要になりました。しかし、払える給料も限られており、未経験者でも良いから人を募集することにしました。

indeedの無料枠で週1回1時間からOK、出勤不要という条件で募集したところ、1日で20人がエントリーしてくれました。全国各地からの応募者と面談し、リモートワークの課題に直面することを想定しながら進めました。

まず行ったのは、動画をたくさん作ることでした。例えば、クラウドのタイムカードの使い方や、業務の進め方を画面キャプチャーで説明しました。これにより、新入社員は自分のペースで学べるようになりました。

社内教育用の動画を作成するDXオンボーディング

タスク管理ツールも活用し、タスクごとに必要なスキルや知識を動画で学べるようにしました。

オンボーディングタスク管理ツール

オンボーディングの進め方

では、具体的にオンボーディングを進めるためのステップを紹介します。

1.入社前準備
オリエンテーションを実施し、会社のビジョンやミッションを共有します。

オンボーディングにはE-learnigがかかせない

2.eラーニングの活用
オンライン教材を提供し、新入社員が自分のペースで学べる環境を整えます。

Thinkificを活用した社内教育|オンボーディングDX

3.タスク管理ツールの導入
業務に必要なタスクを可視化し、進捗状況を管理します。

Jootoを活用したタスク管理

4.定期的なフィードバック
双方向のフィードバックを行い、新入社員の成長をサポートします。

5.コミュニケーションの強化
チャットやビデオ会議を活用し、コミュニケーションを密に取ります。

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このようにして、オンボーディングを効果的に進めることで、新入社員が早期に戦力化し、企業の成長に貢献できるようになります。オンボーディングの重要性を理解し、具体的な手法を取り入れることで、企業の競争力を高めましょう。

今日はオンボーディングの進め方についてお話ししました。これからもリモートワークやグローバル化が進む中で、オンボーディングはますます重要になります。ぜひ、この記事を参考にして、自社でオンボーディングを進めてみてください。以上、照屋でした。次回もお楽しみに!

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