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オウンドメディアの重要性とは?自社で情報発信する意味と未来を見つける方法

作成者: Hiroki Teruya|25/04/07 23:16

今やSNSや広告に頼るだけでは不安定な時代。中小企業が「オウンドメディア=自社でコントロールできる情報発信手段」を持つことの重要性と、ブログを使って未来のビジネスチャンスを見つける方法をわかりやすく解説します。

この記事は2025年4月8日に ポッドキャストにて配信した音声をベースに AI によって作成したものになります。 Podcast も合わせてお聞きください。

 

1. 今、何が起きているのか?中小企業を取り巻く不安定な環境

ここ数年、ビジネスの現場では急激な変化が起きています。
たとえば、国際的な関税政策の変更によって輸出入に影響が出たり、物価上昇やエネルギー価格の高騰が続いたり。さらに、ChatGPTに代表されるAIの進化は、働き方や業務そのものを大きく変えようとしています。

このような変化に直面して、

  • 「今のやり方のままで大丈夫なのか?」
  • 「この仕事、3年後も存在しているのか?」

と感じる経営者や広報・マーケティング担当者の方も多いはずです。

実際、私のクライアントである製造業の社長も、
「この先、新しい販路を開拓しないと厳しい」と真剣に語っていました。

2. オウンドメディアとは?なぜ必要なのか?

そこで改めて見直してほしいのが、「オウンドメディア」です。

オウンドメディアとは、簡単に言えば自社が所有・運営し、自由に発信できる情報媒体のこと。具体的には、

  • 自社のブログ
  • ホームページ
  • メールマガジン

などが該当します。

他社のプラットフォームに頼るリスク

一方で、Facebook、Instagram、TikTokなどのSNSや、楽天・AmazonのようなECモールは「借り物のメディア」です。そこに投稿した情報は、プラットフォームの仕様変更やアルゴリズムに大きく左右されます。

たとえば:

  • SNSの投稿が急に表示されなくなった
  • フォロワー数は多いのに反応が減った
  • 広告費を増やしても成果が上がらない

こうした経験、ありませんか?

つまり「自分たちで集客できる力」がなければ、プラットフォームに振り回されてしまうのです。

3. オウンドメディアは“未来の種”を見つける装置

オウンドメディアが本当にすごいのは、「未来の兆し」を教えてくれるところです。

たとえば、ブログ記事をたくさん書いていくと、
Google AnalyticsやSearch Consoleで以下のような情報が分かります:

  • どんなキーワードで検索されているか
  • どの記事がよく読まれているか
  • どの国や地域からアクセスがあるか

このようなデータから、

  • 「あれ?この商品に興味を持つ人が増えているな」
  • 「こんなニーズが出てきたのか」

といった、“まだ売れてないけど、これから伸びそうな分野”に気づくことができるんです。

4. 私の実体験:ブログが育ててくれた未来

私自身、このポッドキャストの内容を毎日ブログに書き起こし、365本の記事を積み重ねています。
すると、こんな現象が起きました。

過去の記事が今も売上に貢献

たとえば、4年前にスタッフが書いた「Wix ブログ」に関する記事。
これがなんと、今でも公式サイトの次に上位表示されており、定期的に問い合わせが来るんです。

また、Photoshopの無料講座記事も、スタッフが好奇心で書いたものでしたが、今もアクセスが継続しています。

これこそが「ストック型コンテンツ」の力。
一度作った記事が、未来にわたって働き続けてくれる“資産”になるのです。

5. 担当者視点:「なぜブログを書くの?」と問われたときの答え

広報・マーケティング担当者の方からよくある相談のひとつが、

「ブログって本当に効果あるんですか?上司に説明しづらくて…」

というもの。

私がいつも伝えているのは、

  • 広告やSNSは“今すぐ型”、ブログは“将来型”
  • ブログで集めたデータは、上司への報告にも使える
  • 「読まれている記事=会社への関心」として説得力がある

という3点です。

たとえば、
「最近、◯◯というキーワードで検索されてます」
「◯◯業界からのアクセスが増えてます」
と具体的に伝えると、経営陣の関心もぐっと高まります。

6. 小さな畑でも、自分たちの土地を持とう

オウンドメディアを持つことは、言い換えると自分たちの“畑”を耕すことです。

最初は誰も訪れないかもしれません。でも、毎日水をあげて、肥料を与えて、丁寧に育てていけば、やがて実がなる。

そしてそれは、どんな外的要因にも左右されない、自社だけの資産になります。

逆に、SNSやECモールのように「借り物」の土地では、オーナーがルールを変えたら終わりです。
やっと種が芽吹いてきたところで、強制退去を迫られる…そんなこともあり得るのです。

まとめ:未来を見つけるために「自分メディア」を育てよう

未来は誰にもわかりません。でも、予兆はデータに現れます。
そのデータを自分たちで持ち、読み解くためには、オウンドメディアの存在が不可欠です。

  • 中小企業の経営者なら、会社の未来を守るために
  • 担当者なら、社内に価値を伝えるために

まずは、自社ブログを立ち上げてみてください。記事は完璧でなくても構いません。まずは始めること。そして、続けること。それが“未来の種まき”になります。

おわりに

この記事を読んで、「うちも始めたいけど、何から手をつけていいか分からない」という方は、ぜひご相談ください。ブログ立ち上げやオウンドメディア戦略のご支援も行っています。

あなたの会社の“未来の芽”を、一緒に探していきましょう。