今やSNSや広告に頼るだけでは不安定な時代。中小企業が「オウンドメディア=自社でコントロールできる情報発信手段」を持つことの重要性と、ブログを使って未来のビジネスチャンスを見つける方法をわかりやすく解説します。
この記事は2025年4月8日に ポッドキャストにて配信した音声をベースに AI によって作成したものになります。 Podcast も合わせてお聞きください。
ここ数年、ビジネスの現場では急激な変化が起きています。
たとえば、国際的な関税政策の変更によって輸出入に影響が出たり、物価上昇やエネルギー価格の高騰が続いたり。さらに、ChatGPTに代表されるAIの進化は、働き方や業務そのものを大きく変えようとしています。
このような変化に直面して、
と感じる経営者や広報・マーケティング担当者の方も多いはずです。
実際、私のクライアントである製造業の社長も、
「この先、新しい販路を開拓しないと厳しい」と真剣に語っていました。
そこで改めて見直してほしいのが、「オウンドメディア」です。
オウンドメディアとは、簡単に言えば自社が所有・運営し、自由に発信できる情報媒体のこと。具体的には、
などが該当します。
一方で、Facebook、Instagram、TikTokなどのSNSや、楽天・AmazonのようなECモールは「借り物のメディア」です。そこに投稿した情報は、プラットフォームの仕様変更やアルゴリズムに大きく左右されます。
たとえば:
こうした経験、ありませんか?
つまり「自分たちで集客できる力」がなければ、プラットフォームに振り回されてしまうのです。
オウンドメディアが本当にすごいのは、「未来の兆し」を教えてくれるところです。
たとえば、ブログ記事をたくさん書いていくと、
Google AnalyticsやSearch Consoleで以下のような情報が分かります:
このようなデータから、
といった、“まだ売れてないけど、これから伸びそうな分野”に気づくことができるんです。
私自身、このポッドキャストの内容を毎日ブログに書き起こし、365本の記事を積み重ねています。
すると、こんな現象が起きました。
たとえば、4年前にスタッフが書いた「Wix ブログ」に関する記事。
これがなんと、今でも公式サイトの次に上位表示されており、定期的に問い合わせが来るんです。
また、Photoshopの無料講座記事も、スタッフが好奇心で書いたものでしたが、今もアクセスが継続しています。
これこそが「ストック型コンテンツ」の力。
一度作った記事が、未来にわたって働き続けてくれる“資産”になるのです。
広報・マーケティング担当者の方からよくある相談のひとつが、
「ブログって本当に効果あるんですか?上司に説明しづらくて…」
というもの。
私がいつも伝えているのは、
という3点です。
たとえば、
「最近、◯◯というキーワードで検索されてます」
「◯◯業界からのアクセスが増えてます」
と具体的に伝えると、経営陣の関心もぐっと高まります。
オウンドメディアを持つことは、言い換えると自分たちの“畑”を耕すことです。
最初は誰も訪れないかもしれません。でも、毎日水をあげて、肥料を与えて、丁寧に育てていけば、やがて実がなる。
そしてそれは、どんな外的要因にも左右されない、自社だけの資産になります。
逆に、SNSやECモールのように「借り物」の土地では、オーナーがルールを変えたら終わりです。
やっと種が芽吹いてきたところで、強制退去を迫られる…そんなこともあり得るのです。
未来は誰にもわかりません。でも、予兆はデータに現れます。
そのデータを自分たちで持ち、読み解くためには、オウンドメディアの存在が不可欠です。
まずは、自社ブログを立ち上げてみてください。記事は完璧でなくても構いません。まずは始めること。そして、続けること。それが“未来の種まき”になります。
この記事を読んで、「うちも始めたいけど、何から手をつけていいか分からない」という方は、ぜひご相談ください。ブログ立ち上げやオウンドメディア戦略のご支援も行っています。
あなたの会社の“未来の芽”を、一緒に探していきましょう。