こんにちは、照屋です。今日はブランディング、特に採用ブランディングについてお話しします。最近、クライアントからの依頼はほとんどが採用サイトの制作です。今日は愛知県の製造業の採用サイトを作るために、スチールカメラ、映像の撮影、インタビューをするために豊田市に出張しています。この記事は 2024年6月5日にPodcastで配信した音声を記事化したものです。
ブランディングには大きく分けて2種類あります。インナーブランディングとアウターブランディングです。インナーブランディングは、社員や幹部が自分たちの会社の「らしさ」を自覚することです。この自覚が内発的な動機づけを生み出し、自然と外部に発信する力となります。
これがアウターブランディングです。
昨日、嬉しいニュースがありました。HYのいーずーが全国放送の番組「ぽかぽか」で、うるま市観光物産協会が制作した動画のタイトルロゴのオリジナルTシャツが紹介されました。
オリジナルTシャツも販売されることになり、本当に嬉しい限りです。このTシャツのデザインや動画のプロデュースも実はBrandBuddyzが手掛けており、その目的はインナーブランディングでした。
インナーブランディングからアウターブランディングへの移行がちょうど今年のタイミングで実現したことは、本当に喜ばしいことです。
さて、話を元に戻します。採用ブランディングにおいて最も重要なのは、内部の人たちを動かすことです。
内発的な動機づけから、外に発信していくことができるとブランディングは成功します。
ただ採用サイトを作るだけでは不十分で、社員が自分たちの会社の「らしさ」を自覚し、それを外部に発信する力を育むことが必要です。
その「らしさ」のことを当社ではブランドと定義しています。
ブランドをセンターピンにして、インナーブランディング、アウターブランディングに影響を及ぼします。
どんなにかっこいい採用サイトを制作しても、ここのセンターピンがぼやけていたり、ブレたりすると採用ブランディングは成立しません。
採用サイト制作はそのままインナーブランディングにつながります。なぜなら社員の声のページを作る際にインタビューが必要になるからです。
これらを質問され、答えることで日常では忘れていたことや、自社のアイデンティティーを深く考える機会につながります。
インナーブランディングの活動内容を紹介します。
1.社員インタビュー
社員の声を集め、それを採用サイトや会社のブログで紹介する。これは、社員が自分たちの会社に誇りを持ち、それを外部に伝える良い方法です。
採用サイト制作におけるインタビューは、外部の人間が客観的な視点で質問をすることで、潜在的に感じている会社の魅力を顕在化させることに効果的です。
2.社内ワークショップ
社員が自分たちの価値観やビジョンを再確認する場を提供します。これにより、社員が一体感を持ち、自分たちの会社をより深く理解することができます。
採用サイト制作においては、企画会議などが社内ワークショップに該当します。自社のCI言語を可視化していくプロセスを体感することで、過去から現在、未来へと視座を高めていく効果があります。
3.社内イベント
定期的に社内イベントを開催し、社員同士の交流を深めます。これにより、社員が会社の文化や価値観を共有しやすくなります。
たとえば、BBQパーティーをしたり、社員総会などで懇親会を企画したりなどです。
採用サイト制作においては、社員総会などで採用サイトのリリースの発表会を行ったりします。これは、全社員が共通認識をもち、かつ家族や友人に自社の採用サイトを紹介しやすくすることに効果的です。特に経営計画の発表会などでリリースするケースが多いです。
採用サイト制作には撮影が重要な役割を果たします。
それは素材を集めるということが目的というよりも撮影というイベントが会社の「らしさ」を考える機会になるからです。
ピンマイクをつけて、カメラを向けられて、インタビューをされる行為は、非日常になります。この体験は社内の他のメンバーに対しても「会社のこと」を話題にするきっかけになります。
会社内で会社のことで楽しい話題が生まれると、インナーブランディングは加速します。
インタビューをされる人もされない人も、僕らのような外部の人間がその会社のらしさを追求していく様子を見ることによって、社員の方に当事者意識が芽生えます。
採用サイトを制作するをするプロセスはまさしく、インナーブランディング。
社員が自分たちの会社に誇りを持ち、それを言葉や行動で表現することで、自然と魅力的な採用ブランディングが実現します。
採用サイト制作や採用における動画制作をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。