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フルリモートワークで活きる!SBIモデルで変わるフィードバックの質

作成者: Hiroki Teruya|24/08/22 22:08

今日はちょっと真面目な話になりますが、フルリモートワークでの大事なポイントについて話したいと思います。

うちの会社では、フルリモートでウェブサイト制作や動画制作なんかをやってるんですけど、色んなプロジェクトを進める中で、スタッフや外注さんとのコミュニケーションって本当に大事なんですよね。特に、フィードバックをする場面が多々あるんです。

例えば、クライアントに提案した内容に対して「いや、これ違うな」みたいな指摘や修正依頼が来たりする。そういう時に、メンバーにフィードバックをするわけですよ。

で、このフィードバックがうまくいくかいかないかで、仕事のクオリティが全然変わってくるんです。一緒に仕事してて気持ちいいって感じるか、逆に「あー、嫌だな」って思うか。本当にそれぐらい大事なんです。

正直、私自身、このフィードバックが下手くそだなって感じてました。今に始まったことじゃなくて、ずっとずっとそう思ってたんです。で、また今回も反省する点があって。「どうやったら上手いフィードバックができるんだろう?」「働く人も指示を受けた人も、どうやったら気持ちよく仕事できるんだろう?」って真剣に悩んで、いろいろ調べてみたんです。

そしたら、めちゃくちゃいいフレームワークを見つけたんですよ。今日はそれを皆さんと共有したいと思います。それが「SBIモデル」っていうフィードバックの方法なんです。

じゃあ、SBIモデルって何なのか、具体的に見ていきましょう。

この記事は2024年8月23日にPodcastにて配信した音声をベースにAIで作成しています。Podcastも合わせてお聞きください。

 

SBIモデルの基本

SBIモデルは3つの要素から成り立っています:

  1. S:Situation(状況)
  2. B:Behavior(行動)
  3. I:Impact(影響)

これを順番に説明していきますね。

S:Situation(状況)

まず、Sは「シチュエーション」、つまり状況のことです。ここで大事なのは、具体的な場面を伝えることなんです。

例えば、「7月15日に作成していただいたABC社のウェブデザインの件で、7月20日にクライアントにプレゼンしたところ...」みたいな感じです。

これ、めちゃくちゃ大事なんですよ。なぜかって言うと、フィードバックを受ける側が「あ、あの時のことか」ってすぐに思い出せるからです。曖昧な言い方だと、相手は「え?いつのこと?」って混乱しちゃうんです。

B:Behavior(行動)

次にBは「ビヘイビア」、つまり行動のことです。ここでは、対象者がその状況でどんな行動を取ったのかを具体的に述べます。

ポイントは、事実に基づいた観察を共有することです。個人的な解釈や評価は避けて、「あなたはこう言いました」「あなたはこうしました」って感じで、行動を明確に伝えるんです。

例えば、「プレゼンの際、クライアントの質問に対して即座に具体的な事例を挙げて説明してくれました」みたいな感じですね。

これ、めちゃくちゃ大事なんです。なぜかって言うと、「あなたの対応は良かった」とか「悪かった」とか、主観的な評価じゃなくて、具体的な行動を伝えることで、相手が自分の行動を客観的に振り返れるからなんです。

I:Impact(影響)

最後にIは「インパクト」、つまり影響のことです。ここでは、その行動が与えた影響を説明します。

個人に対する影響、チーム全体への影響、プロジェクトへの影響など、様々な角度から影響を伝えることができます。

例えば、「あなたの具体的な説明のおかげで、クライアントの理解が深まり、プロジェクトがスムーズに進行しました。チーム全体のモチベーションも上がりましたよ」みたいな感じです。

これ、本当に重要なんです。なぜかって言うと、自分の行動が周りにどんな影響を与えているのか、ポジティブにせよネガティブにせよ、理解することで、次の行動につながるからなんです。

SBIモデルのメリット

このSBIモデルを使うと、フィードバックがめちゃくちゃ分かりやすくなるんです。特にフルリモートワークの環境では、face to faceでのコミュニケーションが限られてるから、より明確で具体的なフィードバックが必要になってくるんですよ。

  1. 具体的で明確:状況、行動、影響を明確に伝えることで、誤解が減ります。
  2. 客観的:個人的な評価ではなく、事実に基づいたフィードバックができます。
  3. 建設的:単なる批判ではなく、改善につながるフィードバックができます。
  4. モチベーション向上:良い影響を与えた行動を具体的に伝えることで、モチベーションアップにつながります。

実践のポイント

さて、理論は分かったけど、実際にどう使うの?ってところですよね。ここで、いくつかのポイントを共有します。

  1. タイミングを逃さない:できるだけ出来事の直後にフィードバックを行いましょう。記憶が新しいうちの方が効果的です。
  2. ポジティブなフィードバックも大切に:問題点の指摘だけでなく、良かった点もSBIモデルで伝えましょう。
  3. 相手の受け止め方を確認:フィードバック後、相手の理解や感想を聞くことで、コミュニケーションの質が向上します。
  4. 継続的に実践:一度や二度では完璧にはなりません。継続的に実践することで、スキルが向上します。

SBIモデルを活用する場面の例

状況:

リモートワーク中のウェブサイト制作プロジェクトで、部下の田中さんがデザイン案を提出したが、そのデザインがクライアントの要求と合致していなかったため、クライアントから不満が出た。上司の佐藤さんは、この状況に対してフィードバックを行う必要がある。

佐藤(上司):
「田中さん、ちょっと話せるかな?昨日のミーティングでクライアントからもらったフィードバックについて話したいんだ。」

田中(部下):
「はい、もちろんです。どうぞ。」

佐藤:
「昨日の会議で、クライアントがデザイン案について不満を持っていた件について話そうと思ってるんだ。これが状況の部分ね(Situation)。昨日のミーティング、クライアントが新しいウェブサイトのデザインについて話したとき、彼らが強調していたブランドイメージに合わないという指摘があったのを覚えているかな?」

田中:
「ああ、はい、覚えています。」

佐藤:
「クライアントが指摘したのは、デザインのカラーパレットとフォント選びが、彼らのブランドガイドラインから外れているということだったね。これは、デザイン案を提出する際にブランドガイドラインをしっかり確認せずに進めたことが原因だと思うんだ(Behavior)。この行動が影響を与えたのは、クライアントが信頼を失いかけた点だと思う。クライアントがこのプロジェクト全体に対して少し不安を感じ始めているというのが正直なところだ(Impact)。」

田中:
「すみません、佐藤さん。完全にガイドラインを確認しきれていませんでした。」

佐藤:
「うん、そこをしっかり確認していなかったのは確かに問題だったけど、田中さんがこれまでも頑張ってくれてるのはわかってるよ。今回のことを次に生かして、次はデザイン案をクライアントに提出する前に、もう一度ガイドラインと照らし合わせて確認するようにしてみようか。もし不明点があったら、いつでも相談してほしい。」

田中:
「ありがとうございます、佐藤さん。次から気をつけます。」

佐藤:
「一緒に頑張ろうね。今回のことを糧に、もっとクライアントに喜んでもらえるようなデザインを作っていこう!」

このシミュレーションでは、SBIモデルを活用して上司が部下に対して明確で具体的なフィードバックを提供し、次回以降の改善に繋げる場面を表現しています。リモートワークでは、こういった具体的なフィードバックが特に重要で、SBIモデルを使うことで、問題の本質を理解しやすくなりますね!

まとめ

フルリモートワークの環境で、このSBIモデルを使ってフィードバックをしていくと、本当にコミュニケーションの質が変わってくると思います。

私自身、まだまだ実践中の身ですが、これを意識するだけでも、スタッフとのコミュニケーションが随分変わってきたんです。

皆さんも、ぜひ試してみてください。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると、本当にチームのパフォーマンスが上がると思います。

それじゃ、今日も一日頑張っていきましょう!SBIモデル、覚えておいてくださいね。フィードバックの質が変われば、仕事の質も変わります。一緒に成長していきましょう!