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マーケティングは連想ゲームをジャックすること

作成者: Hiroki Teruya|24/10/16 21:09

おはようございます、てるやです。最近、僕はこんなことを考えているんです。「マーケティングって、結局のところ連想ゲームをジャックすることじゃないかな」って。

この記事は2024年10月17日に Podcast にて配信した音声をベースに作成しています。 Podcast も合わせてお聞きください。

 

連想ゲームとマーケティング

皆さん、連想ゲームって知ってますよね?例えば、

  • 赤 → りんご
  • りんご → 甘い
  • 黄色 → バナナ(または信号)

こんな感じです。でも、これがマーケティングとどう関係するんでしょうか?

実は、私たちの日常生活は、この連想ゲームの連続なんです。人々は毎日、様々な情報を見て、聞いて、話して、体験しています。そして、その中で無意識のうちに連想を繰り返しているんです。

ジャーニーマップと連想の関係

カスタマージャーニーマップを作る時、よく「タッチポイント」という言葉を使いますよね。これって、まさに連想ゲームのきっかけを作っているようなものなんです。

例えば、こんな経験ありませんか?

  1. 「お腹が空いた」と言う
  2. すぐに「スニッカーズ」を思い出す

 

これ、実は僕の実体験なんです。子供の頃に見たCMの影響で、今でも「お腹が空いた」という言葉を聞くと、自動的に「スニッカーズ」が頭に浮かぶんです。これこそが、成功したマーケティングの証なんじゃないでしょうか。

想起を促すマーケティング戦略

では、どうすれば自社の製品やサービスを、顧客の連想ゲームに組み込むことができるでしょうか?

  1. 一貫したメッセージング: カルピスの「カラダにピース」のように、簡単で覚えやすいフレーズを繰り返し使用する。
  2. 視覚的なインパクト: スニッカーズのCMのように、印象的な映像や画像を用いる。
  3. 感情との結びつき: 製品やサービスを特定の感情や状況と結びつける。
  4. 反復: 同じメッセージを異なるチャネルで繰り返し発信する。
  5. ユニークな体験の提供: 顧客に強く印象に残る体験を提供し、その体験と自社ブランドを結びつける。

マーケティングの真髄:連想のジャック

結局のところ、マーケティングの本質とは何でしょうか?それは、相手の頭の中の連想ゲームに入り込み、意図した行動を引き出すこと。つまり、連想ゲームをジャックすることなんです。

例えば、

  • 疲れた → エナジードリンク
  • 休暇 → 特定の旅行会社
  • 清潔 → 特定の洗剤ブランド

このように、日常的な状況や感情と自社の製品やサービスを結びつけることができれば、それはマーケティングの大きな成功と言えるでしょう。

実践:自社の連想ゲームを作る

では、実際に自社の製品やサービスを連想ゲームに組み込むには、どうすればいいでしょうか?

  1. ターゲット顧客の日常を理解する: 顧客のジャーニーマップを詳細に作成し、キーモーメントを見つける。
  2. 独自の連想を作り出す: 自社の製品・サービスと特定の状況や感情を結びつける。
  3. 一貫したメッセージングを展開: 全てのマーケティングチャネルで同じ連想を促すコンテンツを展開する。
  4. 体験の機会を提供: 顧客が実際に製品・サービスを体験し、ポジティブ な連想を形成できる機会を作る。
  5. 継続的な測定と改善: 顧客の反応を測定し、より効果的な連想を作り出すよう戦略を調整する。

まとめ

マーケティングを「連想ゲームのジャック」として捉えることで、より効果的で印象に残る戦略を立てることができます。顧客の無意識の中に入り込み、自然な形で自社ブランドを想起させること。それこそが、真のマーケティングの力なんです。

皆さんも、自社の製品やサービスを人々の連想ゲームに組み込むマーケティング戦略を考えてみませんか?きっと、新しいアイデアが生まれるはずです。

さあ、一緒にマーケティングの連想ゲームをジャックしましょう!