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なぜ人はイチゴ狩りに惹かれるのか?7つの心理から読み解く体験マーケティングの本質

作成者: Hiroki Teruya|25/04/01 21:58

「なぜ人はイチゴ狩りに惹かれるのか?」というテーマで、僕自身の体験をもとに、心理学の観点からお話していきたいと思います。

先日、やっと家族で行けたんです。沖縄県の宜野座村にある「かふうイチゴ園」さんというイチゴ狩り農園に。


約束してたんです、4ヶ月も前から。「イチゴ狩り行きたい!」と騒いでいた末っ子との約束を、ようやく果たせました。

🚗やっと行けたイチゴ狩り体験

子どもたちも部活で忙しくて、なかなか予定が合わない日々。
でも春休みに入って、少しだけ時間を作ってもらって、ようやく家族4人で行けました。

料金は大人2000円、子ども1500円。計7000円。
正直なところ…大満足でした!

ハウスに入った瞬間に広がる甘酸っぱい香り。
左右にずらりと並んだ赤いイチゴたち。
4種類のイチゴを、歩いては摘み、歩いては食べ、の繰り返し。
気づけば、僕の胃袋はもうショートケーキ状態(笑)

この記事は2025年4月2日にポッドキャストにて配信した音声をベースに作成しています。 Podcast も合わせてお聞きください。

 

🍓なぜ人は“わざわざ”イチゴ狩りに行くのか?

スーパーで買えば済むイチゴ。
でも人はなぜ、時間をかけてまでイチゴ狩りに行きたくなるのでしょう?

実際、僕も「7000円分のイチゴなんてスーパーじゃ買わない」と思うんです。
でも、イチゴ狩りなら“行きたい”と思える。それには7つの心理的な理由があると思います。

🧠イチゴ狩りにハマる7つの心理要素

1. 自己決定感

自分で選ぶことで満足度が上がる。
色・形・香りを自分の感覚で選び取るこの体験は、まさに“自分で決めた”という感覚。

2. フロー体験(没入)

「探す→摘む→食べる」に夢中になれる時間。
集中して“今ここ”に没頭できる、ストレス解消にもなる体験です。

3. 五感刺激

視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚。すべてを刺激される贅沢な時間。
ビニールハウスの香り、イチゴのぷにぷに感、食べた時の甘酸っぱさ…すべてが記憶に残ります。

4. ノスタルジー(懐かしさ)

子どもの頃に行った体験が蘇る。
「お父さんも昔行ったよ」と語れる体験を、親子で共有できます。

5. 共感記憶

親子で一緒に探し、一緒に喜ぶ。
「お父さん、ここに大きいのあるよ!」なんてやり取りは、親にとっても大きな喜び。

6. SNS時代の自己表現

「映える」イチゴはシェアしたくなる。
僕もすぐにX(旧Twitter)にアップしてしまいました。
見せたくなる=撮りたくなる=体験が深く残る、という流れが自然に生まれます。

7. 非日常性・物語性

ビニールハウスで摘んだイチゴにはストーリーがある。
スーパーのイチゴにはない“ドラマ”が、そこに生まれるんです。

💼これをビジネスに応用するには?

この体験から学べること、それは「商品を売るのではなく、体験を設計する」ことです。

たとえば──

  • サービスに選択肢を設けて、自己決定感を演出する
     例:Aプラン・Bプランなど、自分で選ばせる仕組み。

  • 没入できる空間を作る(フロー体験)
     例:セミナー中に音声でChatGPTを操作してもらうことで集中を引き出す。

  • 記憶を刺激するストーリーブランディング
     例:想像力をかき立てるエピソードを語る、感覚を喚起する表現を使う。

  • SNSシェア導線を“体験”の中に組み込む
     例:Instagramをフォローすると練乳(沖縄では“ワシミルク”)がもらえる仕組みなど。

こうした施策は、商品に価格では勝てなくても、「記憶に残る価値」で勝負するビジネスづくりに直結します。

✨まとめ:イチゴ狩りは思い出を売っている

人はイチゴそのものではなく、“体験”に惹かれてイチゴ狩りに行きます。
そしてその体験は、心理学的にもしっかり根拠のある「満足設計」になっている。

この7つの心理──

  1. 自己決定感
  2. フロー体験
  3. 五感刺激
  4. ノスタルジー
  5. 共感記憶
  6. SNSでの自己表現
  7. 非日常・物語性
これらが凝縮されたのが、イチゴ狩りなんですね。

🍓おわりに

今、まさにイチゴ狩りシーズン。
5月を過ぎると終わってしまうので、もし行ったことがない方は、ぜひ体験してみてください。

あなたのビジネスにも、イチゴ狩りのような“思い出を設計する力”が加われば、きっともっと魅力的なものになるはずです。