「なぜ人はイチゴ狩りに惹かれるのか?」というテーマで、僕自身の体験をもとに、心理学の観点からお話していきたいと思います。
先日、やっと家族で行けたんです。沖縄県の宜野座村にある「かふうイチゴ園」さんというイチゴ狩り農園に。
約束してたんです、4ヶ月も前から。「イチゴ狩り行きたい!」と騒いでいた末っ子との約束を、ようやく果たせました。
子どもたちも部活で忙しくて、なかなか予定が合わない日々。
でも春休みに入って、少しだけ時間を作ってもらって、ようやく家族4人で行けました。
料金は大人2000円、子ども1500円。計7000円。
正直なところ…大満足でした!
ハウスに入った瞬間に広がる甘酸っぱい香り。
左右にずらりと並んだ赤いイチゴたち。
4種類のイチゴを、歩いては摘み、歩いては食べ、の繰り返し。
気づけば、僕の胃袋はもうショートケーキ状態(笑)
この記事は2025年4月2日にポッドキャストにて配信した音声をベースに作成しています。 Podcast も合わせてお聞きください。
スーパーで買えば済むイチゴ。
でも人はなぜ、時間をかけてまでイチゴ狩りに行きたくなるのでしょう?
実際、僕も「7000円分のイチゴなんてスーパーじゃ買わない」と思うんです。
でも、イチゴ狩りなら“行きたい”と思える。それには7つの心理的な理由があると思います。
自分で選ぶことで満足度が上がる。
色・形・香りを自分の感覚で選び取るこの体験は、まさに“自分で決めた”という感覚。
「探す→摘む→食べる」に夢中になれる時間。
集中して“今ここ”に没頭できる、ストレス解消にもなる体験です。
視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚。すべてを刺激される贅沢な時間。
ビニールハウスの香り、イチゴのぷにぷに感、食べた時の甘酸っぱさ…すべてが記憶に残ります。
子どもの頃に行った体験が蘇る。
「お父さんも昔行ったよ」と語れる体験を、親子で共有できます。
親子で一緒に探し、一緒に喜ぶ。
「お父さん、ここに大きいのあるよ!」なんてやり取りは、親にとっても大きな喜び。
「映える」イチゴはシェアしたくなる。
僕もすぐにX(旧Twitter)にアップしてしまいました。
見せたくなる=撮りたくなる=体験が深く残る、という流れが自然に生まれます。
ビニールハウスで摘んだイチゴにはストーリーがある。
スーパーのイチゴにはない“ドラマ”が、そこに生まれるんです。
この体験から学べること、それは「商品を売るのではなく、体験を設計する」ことです。
たとえば──
サービスに選択肢を設けて、自己決定感を演出する
例:Aプラン・Bプランなど、自分で選ばせる仕組み。
没入できる空間を作る(フロー体験)
例:セミナー中に音声でChatGPTを操作してもらうことで集中を引き出す。
記憶を刺激するストーリーブランディング
例:想像力をかき立てるエピソードを語る、感覚を喚起する表現を使う。
SNSシェア導線を“体験”の中に組み込む
例:Instagramをフォローすると練乳(沖縄では“ワシミルク”)がもらえる仕組みなど。
こうした施策は、商品に価格では勝てなくても、「記憶に残る価値」で勝負するビジネスづくりに直結します。
人はイチゴそのものではなく、“体験”に惹かれてイチゴ狩りに行きます。
そしてその体験は、心理学的にもしっかり根拠のある「満足設計」になっている。
この7つの心理──
今、まさにイチゴ狩りシーズン。
5月を過ぎると終わってしまうので、もし行ったことがない方は、ぜひ体験してみてください。
あなたのビジネスにも、イチゴ狩りのような“思い出を設計する力”が加われば、きっともっと魅力的なものになるはずです。