今日はフリーランスが乗り越えるべき3つの壁について話していきたいと思います。
この記事は2024年8月10日にPodcastにて配信した音声を記事化したものになります。 Podcastも合わせてお聞きください。
キラキラ生活の裏側にある現実
SNSとか見ると、知り合いのフリーランスの方がどんどん成果を上げていて、「この人すげえな」って思うことってないですか?私もありますね。でも一見、はたから見るとすごそうに見えるけれども、その人はいろんな壁を乗り越えてきた人なんです。
壁のない人っていないと思うんですよ。一見キラキラしてうまくいってそうに見える人でも、何かしら壁にぶち当たっています。
その壁というのが、人によって小さな壁と、中くらいの壁と、大きな壁があると思うんですね。
フリーランスの3つの壁とは?
今日は、フリーランスになったばかりの人、フリーランスになって数年経っている人、これからどうしようかと悩んでる人に対して、私の経験も踏まえて乗り越えてきた壁、そして今ぶち当たってる壁について共有していきたいと思います。
フリーランスが乗り越えるべき3つの壁、これは私なりの解釈なので、合ってるかどうか分かりませんが、もしや「そうそう」と思っていただければ、是非コメント欄とかでリプとかしていただけると嬉しいです。
第一の壁:案件獲得と売上の確保
まず第一の壁、案件獲得と売上の確保です。独立する時はですね、非常に気持ちが高ぶっているんですね。「よし、会社に言うぞ」って。なんて言おうかなとか。「ついに俺も独立、フリーランスだ」と。会社員時代から副業でいろいろやってた感じはしていて、「もうこれ、自分の体一本で勝負するぞ」と。
そうなった時に、ワクワク感で最初にぶち当たってくるのは、今まで仕事があったのは実は会社の存在が大きかったということ。会社の看板とか信用とか、そういったものがあった上で個人のスキルが活かされて結果が出てたと思うんですよ。
でもフリーランスになると、これ全部ですね、営業も、制作してるなら制作も、総務も経理も全部。営業マンだったんですけど、営業に集中することができたんですよ。
サラリーマンの時には。でも独立すると、営業に集中できない。いろんなやるべきことが多すぎるんです。さらに自分で案件を獲得しないといけない。
案件獲得後の新たな課題
なので今もしあなたが案件獲得に悩んでいる、仕事がないっていう状況であれば、最初の第1の壁に今向き合ってる段階ですね。
大事な壁で、ここでですね、面白いっていうか、まず乗り越えないといけないことは、案件があったとしてもですね、今月頑張って仕事しました、じゃあいつ収入が入ってくるのかって話ですね。
8月1日にお客様からご契約いただけました。めっちゃスピード早く仕事して8月20日に納品して請求書を発行しました。請求書発行したら支払われるのは翌月末日、これが日本における企業間取引の商習慣です。
なので8月末で請求書発行したら9月末に入金される。1ヶ月後なんですね。もっと言うと2ヶ月後、着手してから2ヶ月後なんですよ。その間無収入、これに耐えられるかどうかですね。
サラリーマンの時にはですね、10日、15日、25日、30日とか、まあ給料日と呼ばれる日に必ず固定の給料が入ってたわけです。
これがなくなる。「給料日はない」という状況にまず耐えられるかどうかですね。ここで耐えられなければ、フリーランスやめた方がいいです。向いてない。サラリーマンに戻って自分の才能を発揮した方がいいと思います。
第二の壁:時間管理と自己との対話
第一の壁を乗り越えたら、必ずといっていいほど陥ります第二の壁があります。案件獲得することが慣れてくるんですね。「あ、なるほど、こういうやり方なのか」。だんだんもう体に染みついてくるので、自然と仕事が増えてくる。
仕事が増えてくると今度は何と戦うかっていうと、時間との勝負ですね。今まで一生懸命丁寧に丁寧にやることがクライアントに評価されていたけれども、月に1件やってたら良かったけど、月に10件入ってきた。
そうすると1件に対して関わる時間がどんどんどんどん短くなってくる。そうするとクライアントから「最近ちょっと案件が雑になってきたな」とか、そういう風に思われてきてしまう。実際にそうなってしまうんですね。
なので時間配分とか時間の使い方がめちゃくちゃ考える時が、この第二の壁ですね。単純に、7時間睡眠とってたものが、もう3時間睡眠しないといけない状態、もう寝ない状態とか。そうすると分かってくるのが寝ないで徹夜とかは全部非効率だと分かってくるんですよ。絶対す睡眠はとったほうがいいです。
家庭との両立と自己との対話
睡眠不足が一番時間効率を妨げるものなので、私も当初、やってたんですけど、これ無理だと。もう寝ようと。寝て朝早く起きて、頭すっきりした状態で終わらせると、朝のも短い時間では終わらせるみたいなことをやるようになってきます。
それでも慣れてきてるんです。この第二の壁っていうのは、とにかく案件が多すぎて時間が足りない、どうしよう、みたいな、そういう状況になってきます。
この段階は、家庭を持っていらっしゃる方は、家庭崩壊します。旦那さん、奥さんがいらっしゃるんであれば、「あんたはしょっちゅう仕事して」と。今でも私も言われてます笑。ここにまず向き合います。
お子様がいらっしゃるのであれば、「子供と一緒に時間遊ぶ時間が作れると思ってフリーランスになったけれども、仕事に追われて全然子供と一緒にいる時間が取れない」と。そこに葛藤が生まれます。ご家庭を持っているフリーランスの方は100%これに陥りますね。
自己の価値観と向き合う時間
じゃあどうやって乗り越えるかっていうことなんですけど、案件が増えてくると自問自答することが増えるんです。
第一の壁については、どうやって案件を獲得しようかっていう、どちらかったら方法論の話なんですけど、第二の壁、案件が増えてくると方法論ではなくて、今度は在り方を考えるようになります。
「自分、本当にこれやりたかったのかな」って。動画の仕事やりたいと思ってフリーランスになったけれども、「私って本当に動画がやりたいんだろうか」とね。こういう風になりがちです。
そういう気持ちになってませんか?「私がやりたかったのこれだったのかな」って。家族と時間作ろうと思ってフリーランスになったけど、全然家族との時間が作れないと。「私はこれから行ってどうするべきなのか」「これからどうしたいのか」。と自問自答します。
これは絶対に必要な時間です。余談なんですけど、ブランディングで必要なことっていうのは、インナーブランディングってあるんですけど、まず簡単に言うと、ミッション、ビジョン、バリューですね。
最近ではパーパスと言ったりとか、存在意義ですね。目的です、存在価値。あなたの存在価値は一体何なのか、自分はどんな未来を実現していきたいのか、そのために自分の志は一体何なのか、自分の行動指針は何なのか。それをですね、明文化していくのがこの第2の壁です。