1 min read

自社のトレンドを数字でリアルタイムで把握する必要性

Hiroki Teruya By Hiroki Teruya
自社のトレンドを数字でリアルタイムで把握する必要性

今日は、自社のマーケティングを成功させるための超重要なポイントについてお話しします。それは、「自社の業界トレンドを常にウォッチすること」です。

この記事は2024年8月19日にPodcastに配信した音声をベースに作成しています。Podcastも合わせてお聞きください。

 

なぜ業界トレンドの把握が重要なのか?

皆さん、自社の業界やマーケットの動向を常にチェックしていますか?これ、めちゃくちゃ大事なんです。なぜなら、市場の変化に応じて戦略を調整できるからです。

例えば、こんなことありませんか?

  • 去年まで人気だった商品の問い合わせが急に減った
  • 新しい競合が現れて、シェアを奪われている
  • お客さんのニーズが変わってきている気がする

こういった変化に気づくためには、常に市場をウォッチする必要があるんです。

おすすめのトレンドチェック方法

私がおすすめするのは、Ubersuggestというキーワードマーケティングツールを使うことです。これを使って、毎日以下の2点をチェックしています。

  1. Googleで検索されるキーワードの検索ボリュームの推移
  2. 自社のブログ記事のSEO動向

これらを毎日チェックすることで、市場の変化がリアルタイムで把握できるんです。

検索ボリュームから読み取れること

検索ボリュームの変化から、いろんなことがわかります。例えば:

  • 去年800だったボリューム数が1500に増加 → そのキーワードに関する需要が高まっている
  • 1000近かったボリューム数が急に減少 → そのニーズが減っている可能性がある

こういった変化を見逃さないことが重要です。なぜなら、これらの情報を基に次の一手を考えられるからです。

検索ボリュームの変化から考える戦略

では、具体的にどう戦略を立てればいいのでしょうか?

ケース1:検索ボリュームが増加している場合

これは、そのキーワードに関する需要が増えているサインです。この場合の戦略としては次のことが考えられます。

  1. そのキーワードに関連するコンテンツを強化する
  2. 広告予算を増やしてトラフィックを獲得する
  3. 新しい商品やサービスの開発を検討する

ケース2:検索ボリュームが減少している場合

一見ネガティブに思えますが、チャンスでもあります。

  1. ライバルが撤退する可能性が高い → 少ないマーケットで1位を取るチャンス!
  2. 新しいニーズの芽生えを探る → 減少した理由を分析し、新たな方向性を見出す
  3. リソースの再配分を検討 → 成長しているキーワードにシフト

つまり、検索ボリュームが減っているからといって、すぐに諦める必要はないんです。むしろ、ライバルが減るチャンスかもしれません。

たとえば、採用マーケティングを支援する会社だと、次のようなキーワードで調査をします。

「採用マーケティング」の検索ボリュームの推移はどうなっているのか?ニーズはあるのか?などと仮説を立てて調査します。

採用マーケティング調査01

一定のボリュームはありますが、7月に減少しています。

採用マーケティング調査02

キーワードのボリュームは1000を超えていますが、クリック単価が1563円と高単価です。広告出稿している競合が多いことがわかります。

ライバルは多くても、競合が広告費を出しても獲得していきたいマーケットであることがわかります。

  • CPC:クリック単価(数値が大きいほど単価が高い)
  • PD:広告出稿しているライバルの度合い(数値が高いほど難易度が高い)
  • SD:オーガニック検索の競合度合い(数値が高いほど難易度が高い)

「採用サイト制作」ではボリュームが720で、クリック単価は「採用マーケティング」と同じです。

採用マーケティング調査03

採用動画制作01

「採用動画制作」のキーワードだと、検索ボリュームは260と少なめですが、単価が1380円と高く、SD(オーガニック検索における難易度)が低いため、狙いがいのあるキーワードとなります。

採用動画を制作を検討している方に、ブログ記事を露出することができれば、採用動画制作の問合せを獲得する確率を高めることができます。

SEO動向のチェックも忘れずに

検索ボリュームと並んで重要なのが、自社のブログ記事のSEO動向です。これをチェックすることで次のことがわかります。

  1. どの記事が人気なのか
  2. どのキーワードで上位表示されているか
  3. ライバルとの差はどのくらいか

といったことがわかります。この情報を基に、コンテンツ戦略を立てていくんです。

SEO対策

たとえば、当社のブログ記事のSEO動向です。「Photo shop 講座」で検索結果3位となっております。当社ではビジネスとしてPhoto shop講座を行っているわけではありませんが、Googleからこの記事が評価されていることがわかります。

このように、検索順位が上がることで、露出している記事から自社のサービスを紹介するような導線をつくるための次のコンテンツの企画を考えることができます。

常にアンテナを張り巡らせよう

自社の業界トレンドを把握することは、マーケティング戦略を成功させる上で欠かせません。Uberサジェストなどのツールを活用して、常にアンテナを張り巡らせましょう。

そして、得られた情報を基に、柔軟に戦略を調整していくことが大切です。市場の変化に応じて、素早く対応できる体制を整えておくことが、今の時代には必要不可欠なんです。

さて、お盆明けで仕事モードに戻る方も多いと思います。体調管理には気をつけながら、年末に向けてラストスパートをかけていきましょう。あっという間に12月がやってきます。来年に向けての準備も、今のうちから少しずつ始めておくのがおすすめです。

今日も1日、がんばっていきましょう!

Related Articles

ブログやポッドキャストのテーマの決め方

( Less than a minute read )

Tags: マーケティング

沖縄でホームページ制作をして集患する方法(眼科編)

( 1 min read )

Tags: ブランディング, マーケティング

沖縄の会社がホームページ制作をして集客する方法とは?(リフォーム業編)

( 1 min read )

Tags: ブランディング, マーケティング

ジャーニーマップをダウンロード!

オンラインとオフラインでメディア戦略を立てるときにご利用ください。