東京での経験を沖縄で活かす—地方での働き方とは?
こんにちは、BrandBuddyzの照屋です。
今回は、**「沖縄に移住して働きたい」「UターンやIターンを考えている」**という方に向けて、地方での働き方のリアルをお話しします。実際に東京で約10年働き、沖縄に戻って独立した経験をもとに、地方で仕事をする上での課題や、求められるスキル、働き方のポイントを解説します。
この記事は2025年3月13日に ポッドキャストで配信した音声をベースに作成しています。 Podcast も合わせてお聞きください。
東京と沖縄(地方)の仕事の違い
①東京は専門分化、地方はマルチタスクが求められる
東京の企業では、営業・制作・マーケティングなどが明確に分業されています。例えば、Web制作会社なら「営業チーム」「デザインチーム」「開発チーム」といった形で、役割ごとに分かれています。
一方、地方に戻ると「Webデザインできますか?」と聞かれ、名刺・チラシ・ポスター・看板制作まですべて頼まれることもあります。地方で働くなら「何でも屋」になる覚悟が必要です。
実際に、僕が東京のWebコンサル会社で働いていたときは、営業でも「新規開拓」と「リピート対応」に分かれていました。さらに、販売するサービスも「制作」と「運用」で分かれていて、営業は自分の担当サービスしか売らない仕組みになっていました。でも、沖縄ではそんな細かい分業はなく、ITに詳しいと思われたら、Web制作だけでなく「メール設定ができない」「PCが動かない」といった相談まで受けることになります。
②予算感が違う
東京では、大規模な予算をかけたプロジェクトが多いですが、沖縄の中小企業では「Web制作10万円でお願いできますか?」という感覚の案件も少なくありません。そのため、柔軟な対応力が求められます。
また、地方の仕事では「利益最大化」よりも「地域内での循環」が重視されることがあります。たとえば、僕が沖縄に戻って商工会に入ったとき、祭りのチラシ制作を依頼されたのですが、コストを抑えようとネット印刷に発注したら先輩に怒られました。「地元の印刷会社に頼まないと、いざというときに助けてもらえないぞ」と。地方では、価格だけでなく、地域とのつながりが大切なんだと実感しました。
③人脈・コミュニティが重要
地方で生きていくためには、**「地元の人とのつながり」**が何よりも大切です。商工会、地域イベントなどのコミュニティに積極的に参加し、関係を築くことが仕事の受注にもつながります。
例えば、僕が与那国島へ行ったとき、地元の人が「うちにはホームセンターがないから、必要なものは山に行って作るんだよ」と言っていたんです。竹を切ってホウキを作る、網が破れたら自分で直す、台風で屋根が壊れたら自分で修理する。地方では「何でも自分でやる」ことが当たり前で、仕事も同じで、一人で何役もこなさなければいけません。
沖縄での働き方のポイント
1. 仕事は「スキル」より「課題解決能力」
東京でのスキルを活かしたいと考えている人は多いですが、地方では**「スキルがある」よりも「地域の課題を解決できるか」**が大切になります。
たとえば、Webサイト制作が得意でも、沖縄の企業が求めているのは「集客できるサイト」や「低コストで運営できる仕組み」かもしれません。そのため、自分のスキルをどう地域にフィットさせるかを考える必要があります。
2. 地元の商習慣を理解する
沖縄では、価格だけでなく「信頼関係」も重視されます。たとえば、地元の印刷会社があるなら、価格が多少高くてもそちらを利用することで、地域での信頼関係を築くことができます。
3. 仕事の幅を広げる
地方では、Web制作だけでは食べていけない場合もあります。SNS運用、チラシ制作、マーケティング支援など、幅広く対応できるスキルを身につけることで、安定した仕事を得やすくなります。
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