AI時代の新常識「Vibe Coding(バイブコーディング)」とは?プログラミング知識ゼロでも、AIと会話しながらイメージを形にできる時代へ。
ポッドキャストで語った習慣化のコツと、ビジネスや教育現場で即活用できるAI活用法を解説します。本記事の下にこの記事のテーマに沿ったWeb アプリを開発しましたので 是非 体験してみてください。
この記事は2025年6月27日にPodcast にて配信した音声を元に作成しています。 Podcastも合わせてお聞きください。
習慣が未来を変える
「これ、意味あるのかな?」
そう思った瞬間に、僕たちは行動を止めてしまいます。

実は、僕自身がそうでした。ポッドキャストを続ける意味を見失いかけ、数日サボってしまったんです。でも、ふと立ち止まって考えました。「これは自分の“思考の筋トレ”なんだ」と。
このポッドキャストから始まる習慣は、ただの情報発信じゃなく、自分の思考を整理し、未来の自分の資産になるアーカイブなんです。
なぜ人は習慣を続けられないのか?

● 人間の脳は「損失回避」で動く
「意味がないかもしれない」「失敗したら嫌だ」
脳は常に危険を回避しようとします。だから、新しい習慣や挑戦はストップがかかりやすい。
● 完璧主義が邪魔をする
「ちゃんとやらないと意味がない」と思うほど、始めるハードルは高くなる。
● 成果主義からの脱却
結果をすぐに求めるのではなく、「成長のための習慣」として捉えることが大事。僕は「毎朝ポッドキャストを収録して、ブログにまとめて、さらにWebアプリ化する」という習慣を始めました。
Vibe Codingが変える未来

● Vibe Codingとは?
OpenAIの共同創業者 アンドレーカルパシーが提唱した新しい開発手法。
直訳すると「雰囲気でコーディング」。つまり、
- 「こんな感じのものを作って」
- 「こういうイメージのアプリが欲しい」
と、AIに対して抽象的な指示(=Vibe)を出し、AIがコードの大部分を生成するスタイルです。
実際にこのブログ記事を作成しながら、今この瞬間にClaudeでコーディングを行なっています。

● 従来の開発との違い
従来の開発では一行ずつコードを手作業で記述し、詳細な設計書や仕様書に基づいてプログラミング言語の専門知識を駆使して開発を進めてきました。これに対してバイブコーディングは、「こんな感じのものを作って」という抽象的で曖昧な指示をAIに出すだけで、プログラミング知識がほとんどなくても誰でも開発者になれる手法です。
従来手法が完璧な設計から始める綿密なアプローチであるのに対し、バイブコーディングは「まず動くものを作って使いながら改善する」という迅速で柔軟なスタイルを採用しており、専門性の壁を取り払ってアイデアを即座に形にできる革新的な開発手法となっています。VUCA時代に必須のコーディング手法ですね。
従来の開発 |
Vibe Coding |
一行ずつコードを書く |
AIと対話しながら開発 |
専門知識が必須 |
ノーコードに近い感覚 |
プログラマー中心 |
誰でも開発者になれる |
● 可能性
- 中小企業の業務改善ツールを自作
- 教育現場で探求学習の一環として活用
- プレゼンやイベントでライブ開発
実際にやってみた

● 毎朝30分のルーティン
- ポッドキャストで話す
- 音声を元にブログ記事にする
- その内容をWebアプリに変換する
実際に僕が使っているのは、ClaudeやChatGPT、Geminiなどの生成AI。テキストプロンプトで簡単にアプリを作成しています。
昨日は、スタッフのブログをもとに簡単な心理学を学べるテストを開発しました。

具体例
- 「今日話した内容の要点をまとめたクイズアプリ」
- 「行動チェックリスト」
- 「次のアクションを提案する簡易コンサルアプリ」
Vibe Codingが生み出す新しい価値

● 教育の現場
● ビジネスの現場
- 営業がその場で顧客の課題をアプリ化
- 総務・経理が業務改善アプリを自作
● イベントやワークショップ
- 結婚式の余興で「ゲスト全員参加型アプリ」をその場で開発
- セミナーで「受講者の声」をリアルタイムでまとめるアプリ
課題と注意点

● 品質とセキュリティ
AIが生成するコードにはバグや脆弱性が含まれることも。商用利用には慎重なテストが必要。
● スキルの空洞化
AI任せにしすぎると、自分の基礎スキルが衰えるリスクも。ただしこれは「使い方の問題」です。
あなたの“Vibe”が形になる時代

もう「自分には無理」と思わなくていい。
イメージが湧いたら、すぐに形にする。
それがAI時代の新しい働き方であり、学び方です。
あなたの頭の中にある「なんかこんな感じ」が、ビジネスを変えるアプリになる時代が、もう始まっています。
未来は習慣がつくる

僕が毎朝続けているこの「話す→書く→作る」のルーティンは、まさにVibe Codingの実践そのもの。
あなたもぜひ、自分のビジネスや日常に、この新しい習慣を取り入れてみてください。

この記事の内容を深く理解し、体験できるアプリはこちら。