沖縄ブランディングlab

なぜWebサイトで成果が出ないのか?強みなき企業が陥る3つの罠と逆転の発想

作成者: Hiroki Teruya|25/05/11 22:06

Webに投資しても成果が出ない理由とは?強み・戦略・当事者意識の有無で決まる差を、13年の経験から解説します。

「Webから集客できないんです…」という相談の裏側

「ホームページ作ったんですけど、全然問い合わせが来ないんです」
これは私がクライアントからよく受ける相談のひとつです。

一方で、同じ時期に似たような規模、同じような業種の会社が「Webサイトを公開した途端に、月10件の問い合わせが入るようになった」というケースもあります。

この違いは一体どこにあるのか?
本記事では、Web制作歴12年、1000社以上の経営者とお付き合いしてきた私の経験から、「Webサイトで成果が出る会社・出ない会社の違い」について、実例と共にわかりやすく解説していきます。

この記事は2025年5月12日にポッドキャストにて配信した音声をベースに作成しています。 ポッドキャストも合わせてお聞きください。

 

1. 成果が出る会社の共通点:「強み」と「戦略」がある

成果が出ている企業には、ある“明確な共通点”があります。それは、会社としての「強み」が明確で、戦略があることです。

例えばこんな会社です:

  • 商品力がある(他では手に入らない)
  • サービスや文化に独自性がある(ストーリーが語れる)
  • ターゲットが明確で、訴求メッセージが一貫している

加えて、その強みを活かすために、

  • 「誰に」「何を」「どうやって」伝えるかという戦略がしっかり立てられている
  • 経営者自身が「Webを使ってこのように伸ばしていきたい」と明言できる

これがある企業は、Webを使っても迷いがないし、改善サイクルが回ります。たとえ最初の設計が完璧でなかったとしても、改善を繰り返して最終的に成果を出すのです。

2. 成果が出ない会社の3つの特徴

一方で、いくら予算をかけても、時間をかけても、全く成果が出ない会社にも明確な共通点があります。それは以下の3つです。

① 他責思考:「前の業者が悪い」と言ってしまう

「前にお願いしたWeb会社が悪かったんですよ…」
こういった発言をする経営者の会社は、例外なく結果が出ません。

なぜなら、成果が出ない理由を“自分たちの中に見つけようとしない”から。どんなに優れたWebサイトも、使い手側が改善意識を持たなければ無意味です。

② 仮説検証がない:「作ったら終わり」状態

Webは店舗と同じ。立ち上げたあと、客足が伸びなければレイアウトを変えたり、看板を工夫したりしますよね?
それと同じで、「アクセスが伸びないならターゲットを変えてみよう」「採用ページをリライトしてみよう」と試行錯誤する姿勢が必要です。

成果が出ない会社にはこの発想が欠けています。

③ 自社を変える気がない:「待ち」の姿勢

Webサイトは「魔法の箱」ではありません。中身=会社の体制や提供価値が薄いままでは、どれだけ綺麗な見た目でも伝わりません。

「リモートワークできます」「未経験でもOKです」など、会社自体が時代に合わせてアップデートしているか。ここが重要です。

3. 成果が出る企業は“当事者意識”が強い

ここで重要なのは、「強み」や「戦略」の前に、経営者に当事者意識があるかどうかです。

成果を出す企業の経営者は、こう言います。

「いま結果が出ないのは、ウチの戦略に改善の余地があるんだと思う」
「ターゲット層がズレてるかもしれないから仮説を立て直したい」

このように自責で捉え、仮説を立て、改善を回すことができるかが、Web施策成功の根本要因です。

私たち制作側は、それに伴走するパートナーでしかありません。伴走相手が止まっていたら、前には進めないのです。

4. 成果が出る会社の実例:3つのリアルエピソード

📌事例1:年間2件しか問い合わせがなかったバレエ教室

→ Webサイトを全面リニューアルし、「代表の想い」を前面に出す構成へ変更
→ 公開後1ヶ月で10件以上のお申し込みが発生

📌事例2:採用に困っていた病院

→ 「働きがい」「スタッフの声」を軸に採用ページをリニューアル
→ 公開2日目で2件の病院見学申込みに成功

📌事例3:テレビに取り上げられた地方の養鶏場

→ 商品のストーリーや社長の哲学を「動画」と「Webページ」で表現
→ メディアから取材が入り、露出効果で大手企業との取引開始

いずれも共通しているのは、「強みを掘り下げ、それを伝える工夫をし、改善し続けた」ということです。

5. まとめ:Webサイトは“会社の鏡”である

結局、Webサイトは経営戦略の反映であり、会社の姿勢そのものが映し出される鏡です。

  • 強みがないなら、まずそこを明確にしよう
  • 他責で考えているなら、一度立ち止まって自社を見つめ直そう
  • 仮説を立て、行動し、変化を恐れずアップデートし続けよう

Webは「結果を出すための手段」にすぎません。
経営者であるあなたの考え方と行動が、すべてを決めます。

一緒に“結果が出る会社”を目指しませんか?

私たちBrandBuddyzでは、「成果にこだわるWebサイト制作」を信念に、戦略から設計・改善まで伴走しています。

もしあなたが「今度こそ本気で結果を出したい」と考えているなら、ぜひお気軽にご相談ください。
強みを掘り下げ、未来を描くお手伝いをいたします。