AIを導入したいけど何から始めれば?そんな中小企業のために、営業力とマーケティング力を高める12ステップを徹底解説。現場での実践事例も紹介します。
「AIの進化、速すぎませんか?」
これは最近、経営者の皆さんと話していてよく出る言葉です。1週間単位で変わるツールやアップデートに、情報が追いつかないという声もたくさん聞きます。そしてよく言われるのが、
「AIセミナーやってくれませんか?」
そう言われて、僕も各地でAIセミナーを開催してきました。ですが、実際に話を聞いたあと、
「で、うちは何から始めたらいいんですか?」
という声がほとんどなんです。
この記事は2025年5月2日にポッドキャストにて配信した音声を元に作成しています。 ポッドキャストも合わせてお聞きください。
今はAIツールが星の数ほどあります。ですが、それに振り回されるのではなく「何のために導入するか?」を明確にしなければ、単なる“道具コレクター”で終わってしまいます。
中小企業において、事業活動で最も大事な2つの機能があります。
つまり、AI導入を考えるならまずはこの2つの力を高めることにフォーカスすべきです。
僕が提唱しているのは、AI導入を5つのステージに分けて段階的に進める「12ステップ」です。
ステージ | 主な目的 |
---|---|
Zero1 Stage | 業務課題とAI導入の目的を明確にする |
Scan Stage | 適した業務を選定し、導入の優先順位を決定 |
Trial Stage | 小さく始めて社内に浸透させる |
Scale Stage | 部署横断的に活用を広げる |
Autonomy Stage (∞) | 社員が自ら活用し、AIを組織力に変える |
例)広告反応が悪い、SNSが止まっている、紹介頼みになっている。
現場で使っている資料をチェック。属人化・更新漏れ・質のばらつきを洗い出す。
自社の強み、理想の顧客(ペルソナ)、提供価値をChatGPTなどで整理する。
例)ブログ作成、SNSコピー、メルマガ文案、画像生成などを特定する。
例)見積もりメールの下書き、提案書テンプレート、想定質問への回答集を作成する。
あれもこれもは禁物。「まずはこれだけ」と決めて試すのがコツ。
ChatGPT+Canvaなどを使って提案資料を半自動化する。
例)製造業向け、飲食業向けなどのニーズに合わせて作り分けをする。
問い合わせ率や反応を比較し、改善の判断材料にする。
初回訪問時の質問集、SNSテンプレ、メルマガ文案などを共有し、ナレッジの蓄積を図る。
ZoomやGoogle Meetで録音→文字起こし→要約、という一連の流れをAIに任せるだけで劇的に効率化できる。
営業の勝ちパターンをナレッジ化して教育資料にし、AIマーケチームを内製or外注判断できる体制へと進化。
大切なのは、ツールの導入ではなく“仕組みとしてのAI活用”を考えることです。
属人的な営業や思いつきのマーケティングから脱却し、再現性のあるプロセスをAIで支えることで、中小企業でも大きな成果を出すことができます。
ぜひ、あなたの会社でも「AI導入12ステップ」、実行してみませんか?
ChatGPT(OpenAI)
メール文作成・提案骨子・ペルソナ設定・トークスクリプトなど、営業・マーケティング全般で汎用的に使える万能ツール。
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Canva
バナー画像・プレゼン資料・SNS投稿画像を、テンプレートを使って誰でも簡単に制作できるデザインツール。
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Notta(ノッタ)
ZoomやGoogle Meetの録音・文字起こし・要約まで対応。議事録作成や営業の記録・分析に最適。
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Gemini(Google)
Google Workspace(Gmail、Docs、スプレッドシートなど)と連携し、営業メールやドキュメントの作成を効率化できるAIアシスタント。
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