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AI導入、まずは営業とマーケから!中小企業が成果を出す12ステップ完全ガイド

作成者: Hiroki Teruya|25/05/01 21:03

AIを導入したいけど何から始めれば?そんな中小企業のために、営業力とマーケティング力を高める12ステップを徹底解説。現場での実践事例も紹介します。

AIの進化は想像以上に早い

「AIの進化、速すぎませんか?」

これは最近、経営者の皆さんと話していてよく出る言葉です。1週間単位で変わるツールやアップデートに、情報が追いつかないという声もたくさん聞きます。そしてよく言われるのが、

「AIセミナーやってくれませんか?」

そう言われて、僕も各地でAIセミナーを開催してきました。ですが、実際に話を聞いたあと、

「で、うちは何から始めたらいいんですか?」

という声がほとんどなんです。

この記事は2025年5月2日にポッドキャストにて配信した音声を元に作成しています。 ポッドキャストも合わせてお聞きください。

 

AI導入=ツール選びではない。目的から始めよう

今はAIツールが星の数ほどあります。ですが、それに振り回されるのではなく「何のために導入するか?」を明確にしなければ、単なる“道具コレクター”で終わってしまいます。

中小企業において、事業活動で最も大事な2つの機能があります。

  • 見込み客を集める「マーケティング力」
  • 見込み客を顧客に変える「営業力」

つまり、AI導入を考えるならまずはこの2つの力を高めることにフォーカスすべきです。

5つのステージ × 12のステップでAI導入を成功へ

僕が提唱しているのは、AI導入を5つのステージに分けて段階的に進める「12ステップ」です。

ステージ 主な目的
Zero1 Stage 業務課題とAI導入の目的を明確にする
Scan Stage 適した業務を選定し、導入の優先順位を決定
Trial Stage 小さく始めて社内に浸透させる
Scale Stage 部署横断的に活用を広げる
Autonomy Stage (∞) 社員が自ら活用し、AIを組織力に変える

 

【Zero1 Stage】現状と課題を言語化する

ステップ1:見込み客が集まらない原因を洗い出す

例)広告反応が悪い、SNSが止まっている、紹介頼みになっている。

ステップ2:営業資料・提案書・Webサイトを棚卸しする

現場で使っている資料をチェック。属人化・更新漏れ・質のばらつきを洗い出す。

ステップ3:「誰に」「何を」「どう伝えるか」を言語化する

自社の強み、理想の顧客(ペルソナ)、提供価値をChatGPTなどで整理する。

【Scan Stage】AIの使い道を明確にする

ステップ4:情報発信業務でAI化できる業務を特定

例)ブログ作成、SNSコピー、メルマガ文案、画像生成などを特定する。

ステップ5:営業プロセスでAI化できる業務を特定

例)見積もりメールの下書き、提案書テンプレート、想定質問への回答集を作成する。

ステップ6:営業×AI活用のテーマを1つに絞る

あれもこれもは禁物。「まずはこれだけ」と決めて試すのがコツ。

【Trial Stage】成果が出る営業資料をAIで試作

ステップ7:AI×人で営業資料を短時間で作る

ChatGPT+Canvaなどを使って提案資料を半自動化する。

ステップ8:ペルソナ別の営業トーク・LPコピーを生成する

例)製造業向け、飲食業向けなどのニーズに合わせて作り分けをする。

ステップ9:AI作成の提案を実際に使い、効果をABテスト

問い合わせ率や反応を比較し、改善の判断材料にする。

【Scale Stage】仕組みとして定着させる

ステップ10:社内で使えるAIプロンプト集を整備

初回訪問時の質問集、SNSテンプレ、メルマガ文案などを共有し、ナレッジの蓄積を図る。

ステップ11:営業日報や議事録の自動化で運用効率UP

ZoomやGoogle Meetで録音→文字起こし→要約、という一連の流れをAIに任せるだけで劇的に効率化できる。

【∞ Stage】自走と継続改善へ

ステップ12:成果の出た手法をテンプレ化して“武器”にする

営業の勝ちパターンをナレッジ化して教育資料にし、AIマーケチームを内製or外注判断できる体制へと進化。

AIはツールじゃない、「組織力を育てる武器」

大切なのは、ツールの導入ではなく“仕組みとしてのAI活用”を考えることです。

属人的な営業や思いつきのマーケティングから脱却し、再現性のあるプロセスをAIで支えることで、中小企業でも大きな成果を出すことができます。

ぜひ、あなたの会社でも「AI導入12ステップ」、実行してみませんか?

今すぐ使えるおすすめAIツール4選(2025年版)

  1. ChatGPT(OpenAI)
     メール文作成・提案骨子・ペルソナ設定・トークスクリプトなど、営業・マーケティング全般で汎用的に使える万能ツール。
    関連記事:ChatGPT/Geminiで「刺さる」ペルソナ設定&アイデア発想を劇的に改善する実践テクニック

  2. Canva
     バナー画像・プレゼン資料・SNS投稿画像を、テンプレートを使って誰でも簡単に制作できるデザインツール。
    関連記事:【無料講座あり】Photoshop初心者にオススメな講座サイト9選!

  3. Notta(ノッタ)
     ZoomやGoogle Meetの録音・文字起こし・要約まで対応。議事録作成や営業の記録・分析に最適。
    関連記事:DXを加速させるには音声文字起こしツールNottaがおすすめ!

  4. Gemini(Google)
     Google Workspace(Gmail、Docs、スプレッドシートなど)と連携し、営業メールやドキュメントの作成を効率化できるAIアシスタント。
    関連記事:中小企業経営者、いい加減AI使え!使わないとかマジありえないから!

 

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