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「オフィスはひとつで十分」はもう古い?環境を変えることで生まれる思考と働き方の変化とは

Hiroki Teruya By Hiroki Teruya
「オフィスはひとつで十分」はもう古い?環境を変えることで生まれる思考と働き方の変化とは

固定オフィスから解放される時代。海・街・自然など異なる場所で働くと、思考・行動・創造性はどう変わるのか?心理学や脳科学の視点で徹底解説します。

はじめに:「どこで働くか」で、仕事の質はこんなにも変わる

こんにちは、BrandBuddyzの照屋寛樹です。

僕たちの働き方は、ここ数年で劇的に変わりました。
リモートワークが当たり前になり、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、働く場所の選択肢が増えましたよね。

そんな中で、僕が特に気に入っているのがhowlive(ハウリブ)という、複数の拠点を自由に使える会員制のコワーキングスペースです。

海のそばの開放的な空間、都市の中心にあるにぎやかな拠点、ショッピングモール内のカジュアルなスペース…。
その日の気分や仕事の内容に合わせて、働く場所を自由に選べるのが特徴です。

昨日は読谷村にあるhowlive読谷村残波岬店で海を見ながら仕事をしていました。

 

この記事を作成している本日は、読谷村にあるトリイステーション(米陸軍)の向かいにあるhowliveローヤルホテル店で仕事をしています。ビリヤードもあり、ソファーもあり、居心地がよいです。

米軍目の前ということもあり、米軍人の利用者が多くいて、僕の後では外国人の方が会議をはじめました。英語がとびかい、スタッフとドキドキしています。笑。

 

この記事では、「オフィスはひとつじゃない方がいい」と感じるようになった理由を、心理学・脳科学・行動変容の3つの視点から深掘りしていきます。

1. 環境が変わると、思考が変わる ― 心理的リフレッシュの効果

僕たち人間は、自分では気づかないうちに「場所」から多くの影響を受けています。

たとえば、海の近くの拠点で仕事をしていると、自然と深呼吸が増え、気持ちも穏やかになります。
すると、いつもなら焦って書いていたメールにも、少し余裕を持って対応できたり、言葉のトーンが柔らかくなったりするんです。

これは心理学で言う「コンテクスト効果(文脈効果)」と呼ばれる現象。
場所や背景の違いが、私たちの感情や思考、行動に大きく影響を与えるという理論です。

また、「環境依存記憶」という考え方もあります。
これは、記憶やアイディアは“それを生んだ環境”と結びついていて、違う場所では別の発想が出やすいというもの。

つまり、同じ場所で毎日仕事をしていると、思考も同じパターンに陥りがち。
場所を変えることは、思考の枠を広げる行為でもあるんです。

この記事は2025年6月19日にポッドキャストで配信した音声をベースに作成しています。今回のポッドキャストはクローン音声を活用したAIによる配信です。

 

2. 脳が喜ぶ「刺激の切り替え」 ― 神経可塑性と創造力の関係

脳科学の視点でも、環境の変化は非常に重要です。

僕たちの脳は、毎日同じような景色・音・匂いに囲まれていると、省エネモードに入ります。
つまり、刺激が少ないと脳が“慣れすぎて”しまうんですね。

でも、新しい場所に行くと、視覚・聴覚・嗅覚すべてに新しい刺激が入ってきます。
このとき脳は、「いつもと違う!」と反応してドーパミンを分泌します。
このドーパミンは「やる気」や「集中力」「好奇心」に関係していて、仕事の効率や創造性をグッと引き上げてくれるんです。

さらに、「神経可塑性」という概念があります。
これは、脳の神経回路が柔軟に再構築される能力のことで、新しい体験や環境に触れたときに最も活性化します。

howliveのような多拠点ワークは、まさに脳にとって「スイッチを切り替える装置」なんです。

3. モードを使い分ける ― 生産性と自己管理のアップ

場所を変えることで、自分の仕事モードを切り替えることができます。

たとえば僕は、アイデア出しや企画立案は自然がある場所で行い、
クライアントとのミーティングや集中したいタスクは、都市型の拠点を選びます。

これによって、「今日はこの仕事に集中する日」「今日はじっくり考える日」といった風に、
場所とタスクを連動させた時間設計がしやすくなるんです。

これは「意思の力」ではなく、「環境の力」をうまく使っているということ。
習慣化や行動変容を研究している行動科学者たちも、「環境こそが最大の行動のスイッチ」と語っています。

4. 「働くことの意味」さえ、変わっていく

昔は「毎日会社に出勤して働くこと」が当たり前でした。

でも今は、「どこで働くか」よりも、「どんな気持ちで、どんな集中で働けるか」の方が大事な時代。
仕事の質を決めるのは、物理的な席ではなく、自分の内側の状態です。

howliveのようなマルチロケーションのコワーキングスペースは、
その日の気分・体調・業務内容に合わせて“自分に合う環境”を選ぶ自由を与えてくれます。

それは、単なる快適さの提供ではなく、自分の可能性を最大化するための仕組みでもあるんです。

まとめ:「オフィス=1ヶ所」という常識を手放そう

僕自身、固定のオフィスを持たずに多拠点で働くようになってから、明らかに以下の変化を感じています:

  • アイデアが出やすくなった
  • 作業効率が上がった
  • 気分の切り替えがしやすくなった
  • 自分の感情や状態に敏感になった

もし今、仕事に煮詰まりを感じていたり、集中できない日々が続いていたら、
「場所を変える」ことを試してみてください。

それだけで、思考が変わり、行動が変わり、自分自身が変わっていきます。
オフィスは、ひとつじゃなくていいんです。

おわりに:次の一歩を踏み出すあなたへ

働き方に正解はありません。
でも、「どこで」「どう」働くかを自分で選ぶことができる時代になった今、
環境というツールをどう活かすかが、これからの鍵になると僕は思っています。

ぜひあなたも、“環境を味方につける働き方”を試してみてください。

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