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仕事のスピードアップの秘訣は1から5の掛け算

Hiroki Teruya By Hiroki Teruya
仕事のスピードアップの秘訣は1から5の掛け算
仕事のスピードアップの秘訣は1から5の掛け算
10:14

おはようございます。照屋です。今日は仕事のスピードアップについて、特に「1から5の掛け算」という考え方をお話ししたいと思います。昨日X(旧Twitter)に投稿し、シモカタさんのアイデアも2つ追加してまとめたものを皆さんに共有します。

 

この方法は、仕事の効率を劇的に向上させるための5つの要素に基づいています。このブログ記事は2024年6月20日にポッドキャストにて配信した音声内容を記事化したものになります。Podcastも合わせてお聞きください。

 

1. 整理する力(要件定義力)

まず1つ目は「整理する力」、つまり要件定義力です。クライアントとの打ち合わせやプロジェクトメンバーとの会議の際に、目的をブラさずに整理する能力です。

目的と手段を明確にし、ゴールに向けたプロセスを考え、役割分担をミッシー(モレなく、ダブりなく)で行うことが重要です。

皆さん、クライアントとの打ち合わせで目的がぶれてしまうことはありませんか?

私は整理するのは得意な方ではないので、モレがありダブりがよくあります。特にウェブサイト制作をする時にはサイトマップを作りますがダブりがあったりとか、モレがったりとかします。

おそらく冷蔵庫の中の整理整頓と要件定義力は=ではないでしょうか(笑)

冷蔵庫の中がジャンル別にきれいに整理されていたりとか、古いものを先に新しいものは奥に入れたりとか、そういう習慣ができてる人は整理する力はあるのではないでしょうか。

私は冷蔵庫の中にある調味料をないと勘違いしてスーパーで買ってしまうことはよくあります(笑)

2. 考える深さ(抽象化と具体化の行き来)

次に「考える深さ」、つまり抽象化と具体化を行き来する力です。問題を抽象的に捉え、次に具体的な解決策に落とし込む。

このプロセスを繰り返すことで、より深い理解と創造的な解決策が生まれます。このスキルを磨くことで、複雑な問題にも対応できるようになります。

この考える深さというのは、主観と客観の行き来も必要だと思います。物事を考える時に自分の立場で考えるのか、クライアントの立場で考えるのか、クライアントのクライアントの立場で考えるのか、クライアントのその担当者の奥様の視点で考えるのかとかですね様々な切り口があると思います。

トヨタ式ではなぜなぜ×5回のことですね。「ホームページを作りたい」というクライアントのニーズがあったとして、なぜを5回掘り下げて考えると本当の解決すべき課題が明確になります。この考える深さというのは事前準備力次第かなと思ってます。

例えば、ホームページを作りたいと中小企業の社長から相談があった場合、真っ先に考えるのはこの会社のビジネスモデルです。

誰からお金をいただいて、どのように価値を提供して、利益はどれぐらい出しているのかという考え方ですね。

この時に考えるのは「どういうホームページを作ろうか?」ではなくて、相談者の会社の決算書をイメージしながら、ヒアリングすると経営者目線で戦略を考えて手段としてのホームページを武器にすることができます。

利益率が低いのであれば客単価を上げるための戦略を考え、現在のターゲットとは違うターゲット層にアプローチできるようなWebサイトを提案したりします。

社員の離職率が高いのであれば、効率的に仕事が回るような仕組みを考え、集客する事業を絞り込んだりしたり、社内を活気づけるためにインナーブランディングを提案したりもします。

例えば、Webサイトではある事業やサービス、商品特化した内容のみにしたり、バーベキューをして、コミュニケーションを円滑にするような取り組みを提案したりします。

 

3. コミュニケーションの密度(質問力)

3つ目は「コミュニケーションの密度」、つまり質問力です。良い質問をすることで、相手の意図を正確に把握し、効率的に情報を得ることができます。皆さん、普段のコミュニケーションで相手の本音を引き出せていますか?

質問力を高めることで、より深い対話が可能になります。

この質問力については日々の訓練かなと思ってます。疑問に思った時にクライアントに聞く前に、質問を箇条書きにします。その質問の仕方を考えます。

私がよくやるのは、例えばターゲットはどこでしょうか?

と聞く前に想定されるターゲットを事前に考え、Aというターゲットの場合はどうなのか、Bというターゲットの場合はどうなのかと考えていき、そこからまた疑問に思うことを箇条書きにしておきます。

そうすることで1聞くことによって10理解するための質問が研ぎ澄まされてきます。是非やってみてください。

4. 察知するスキル(危険予知と思いやり)

4つ目は「察知するスキル」、つまり危険予知と思いやりです。このスキルは、事前に問題を察知し、未然に防ぐ能力です。

例えば、「このまま行けばやばいぞ」という危険を察知したり、メンバーが苦労している状況を感じ取ったりすることです。クライアントが何を求めているのかを察知する力も含まれます。

皆さん、普段の仕事で問題が発生する前に気づくことができていますか?この察知するスキルは観察力と同じだと私は考えます。

メールの文章やチャットの文章に変化はあるのかないのか。打ち合わせした時に声のトーンは変わってるのか変わっていないのか、表情はどういう表情になっているのか。私は結構小心者なのでその微妙な変化に気づいてしまいます。

特に繊細な人は察知するスキルが高いと私は思います。

 

5. 話を上手く切り上げる能力(度胸と愛嬌)

最後に「話を上手く切り上げる能力」、これは度胸と愛嬌から来るものです。会話を適切なタイミングで切り上げ、次のステップに移ることができる能力です。

このスキルは、ミーティングを効率的に進めるために非常に重要です。場の雰囲気を良くしつつ、スムーズに話を進めることが求められます。

皆さん、ミーティングが長引いてしまうことに悩んでいませんか?

これは営業時代に学んだことなんですが「場を制する力」だと思います。打ち合わせの場をコントロールする主導権をこちらで握る。話が盛り上がっていくと違う方向性に行ったりします。

その時に目的をブラさずに手綱をひき、場をコントロールするファシリテーターの役目は重要です。ミーティングの時には制限時間ないで決めるべきこと、ゴールを明確にして全員の了解を得て進めるといいかなと思います。

そうすると話がブレてきたときに「この会議の目的は〇〇なので別の時間を設けてそのテーマについては議論しましょう」という風に手綱を-ことができます。

またクライアントが感情的になってしまうケースもあると思います。この時は度胸と愛嬌でビシッと言ってみたり、アイスブレイクをしてみたりするといいかなと思います。

私がよくやるのはミーティングの中で黙ってる人に対してあえて振ったりとかします。「〇〇さん、今社長はこう言ったけどぶっちゃけどう思ってます?」とかですね。とかですね

そうすると他の参加者も「照屋さんからいつ無茶ぶりが来るかわからない」という状態になり緊張感が高まります。

まとめ

これらの5つの要素、「整理する力」、「考える深さ」、「コミュニケーションの密度」、「察知するスキル」、「話を上手く切り上げる能力」を掛け合わせることで、仕事のスピードと効率が飛躍的に向上します。各スキルを意識的に磨くことで、チーム全体のパフォーマンスも向上します。皆さんもぜひ試してみてください。

どのスキルが一番必要だと感じますか?

このスキルは人によって特性がそれぞれありますので1人の人間が全部をできる必要もないと考えています。5つの特性を持ったそれぞれのメンバーがいてチームで掛け算することによって仕事のスピードは速くなるのではないでしょうか。

整理することが得意な人もいれば、場を盛り上げてくれる愛嬌のある人もいれば、テキパキと段取りをするコミュ力の高い人もいれば、無口だけれども本質を捉えることが上手い人もいたりします。

チームのメンバーを構成する時に5つのスキルを意識するとメンバーのアサイン方法が変わるかもしれません。是非やってみてくださいね。

 

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